部活でのいじめ苦に女子生徒が不登校...山形市内の私立高校を提訴へ　学校側「重大事態に当たらない」　山形

山形市内の私立高校の女子生徒がいじめを苦に不登校になったとして、女子生徒の両親が学校側を訴える準備をしていることがわかった。 県庁で会見を開いたのは、山形市内の私立高校に通う3年生の女子生徒の両親。 両親によると、女子生徒は高校1年の3月から陸上部の複数の部員からいじめを受けていたという。 部活の合宿の部屋割りを決める際に仲間外れにされたり、無視されたりしたという。 娘の様子に異変を感じた両親が娘から事情を聞き、2024年9月に学校側に調査を依頼。 調査の結果、2025年6月に「生徒たちに悪意はなかったのでいじめではない」と学校から回答があった。 女子生徒はその後、不登校となり「不安障害」と診断され、現在も学校に通うことができていない。 7月に両親は「いじめ重大事態に係わる申し立て」を行ったが、9月に「いじめ重大事態には当たらない」と学校から回答があったという。 （生徒の父） 「娘が不安障害になって不登校になってから、学校から『重大事態ではないので再調査はしません』と回答がくるだけで、学校に一向に動いてもらえないところに憤りを感じる」 女子生徒の両親は、学校側を提訴する準備を進めている。 一方、私立高校側はさくらんぼテレビの取材に対し、女子生徒と部員との間で何らかのトラブルがあったことは把握しているとした上で、「調査の結果、重大事態に当たらないとした判断は変わらない」「今後は代理人を通し保護者とやりとりをしていく」とコメントしている。