県内初「おこめ券」配布へ440円×7枚=3080円分 ながいコイン1万2000円も配布 山形・長井市
物価高対策として政府が自治体に活用を促している「おこめ券」について、長井市が配布する方針を固めた。配布の方針を示したのは県内で初めてとみられる。 長井市は19日に開かれた市議会の全員協議会で事業内容を説明した。 配布されるおこめ券は1人あたり1枚440円を7枚・計3080円分で、対象はすべての市民約2万4000人。 使い道を自由に決められる重点支援地方交付金を活用したもので、おこめ券に加えてデジタル地域通貨「ながいコイン」1万2000円相当額も配布する。 おこめ券の配布を決めた理由について、市の担当者は「物価高の影響を受ける市民に向けた食料支援のため」とし、すぐに配布ができることや店舗によってはコメ以外にも使えることを踏まえ判断したという。 「おこめ券」配布の方針を示したのは長井市が県内で初めてとみられる。 市はこれらの事業費を盛り込んだ2025年度の一般会計補正予算案を、12月23日に開かれる市議会の臨時会に提出する。