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成木になるまで50年以上・種から育てたアオモリトドマツの稚樹を初めて移植 蔵王の樹氷復活願い 山形

立ち枯れが深刻化している蔵王の樹氷を形作る木・オオシラビソ。その若い木の移植体験が行われ、参加者が樹氷の復活を願いながら移植を行った。

8月29日、蔵王温泉スキー場に集まったのは、樹氷復活に向けた活動を行っている企業・団体と村山産業高校緑地保全コースの生徒、計34人。

今回、県が開いた体験会では、7年前・8年前に種を植え高さ約20センチまで育ったオオシラビソ・別名アオモリトドマツの稚樹が使われた。

(子ども)
「なんか硬いものにあたっているかな?」

まずは9つのグループに分かれて稚樹を採取し、その後、立ち枯れが深刻化している地蔵山頂駅付近に移動して移植が行われた。
蔵王の樹氷はスノーモンスターとも呼ばれ、山形の冬のシンボルとして多くの観光客を魅了している。

しかし樹氷を形作る木・オオシラビソが2013年にガの幼虫による大規模な食害などを受け、約2万3000本が枯れてしまった。
地蔵山頂駅付近では、今でも枯れた木が多く目立っている。

(説明)
「そばに置いておいた稚樹を穴に埋めるように置きます」

種から育てたオオシラビソの稚樹を体験事業で移植するのは今回が初めて。
移植された稚樹が立派な成木になるには50年以上もかかるというが、参加者は樹氷の復活を願いながら計12本を移植した。

(山形市から参加)
「子どもに山形の大事なオオシラビソを体験してもらいたいと思って参加した」
「大きくなってほしい」

(村山産業高生)
「数10年後にこの樹氷が復活できるように、枯れた原因なども私たちの学科で研究しているので、それ含めて活動していきたい」

(県環境エネルギー部みどり自然課・木内真一課長)
「種から育てるノウハウも蓄積されてきたので、これから本格的に再生活動をするための大きな武器になる」

県は子どもたちに樹氷を残していくために、これからも稚樹の移植体験を行っていくという。