支出総額約9.1億円・平成以降2番目の少なさ 県内の政治団体の収支報告公開 山形
県選挙管理委員会は、政党などの政治資金の出入りを明らかにする2024年分の収支報告書を公表した。支出の総額は9億1000万円で、1989年(平成元)以降で2番目に少ない支出となった。
県内の政党と政治団体の収支報告書は、政治資金規制法に基づいて毎年公表されていて、県選挙管理委員会が2024年分の報告書を公開した。
それによると、全796団体の2024年の収入総額は約9億9000万円で、前の年から8.8%減った。
政党別で収入が最も多かったのは自民党。
<政党別の収入>
自民党 約3億5000万円
共産党 約2億円
国民民主党 約5100万円
一方で、支出の総額は約9億1300万円で、前の年と比べて16.1%減少し、1989年(平成元)以降で2番目に少なかった。
このうち選挙関係費用は約3700万円と、統一地方選挙があった前の年よりも46.7%減っている。
支出の減少について県選管は、「去年、県内で行われた大型選挙が衆院選だけだったことが要因の1つ」と分析している。
収支報告書は、21日から県のホームページで見ることができる。