【クマ出没】9月1日から「特別警報」運用 特定地域に絞り注意促す 山形
県はクマの出没が増える秋に向け、9月から新たに「クマ出没特別警報」の運用を始めることを明らかにした。
県内のクマの出没をめぐっては、2026年5月、38年ぶりにクマに襲われ死亡する人身被害が酒田市で発生したほか、市街地での目撃件数が2025年の約3倍になるなど、警戒が続いている。
これを受け県は、現在運用しているクマの出没注意報・警報について見直しを進め、吉村知事が27日の会見で新たな発令基準を発表した。
(吉村知事)
「死亡事故があったことも踏まえ、呼びかけ・お願いなどさまざまな対策が必要ではないかという声があり基準の見直しに至った」
新たな基準では、今の注意報と警報に加えより警戒度が高い「特別警報」を設ける。
発令されるのは、「1つの市町村で、市街地での1週間の目撃が20件以上になった場合」「市街地での人身被害」「山でクマに襲われ死亡する事案」など。
このうちクマによる死亡事故が発生した山では入山規制を行うことも想定しているとしている。
さらに、警報と特別警報が発令される区域について、これまでの「県内全域」からクマが目撃された場所に隣接する「特定の地域」に絞ることで、県民により細かく注意を促したい考え。
(吉村知事)
「県としては、新たな基準のもと地域ごとの危険度を速やかにわかりやすく伝えることで、県民の具体的な警戒行動につなげ人身被害の防止に全力で取り組む」
クマの注意報・警報の新たな発令基準での運用は9月1日からを予定している。