伝統守りたい・雪深い米沢の冬にカラフルに咲く「笹野花」 木を削り菊の花に・1200年以上の歴史 山形
米沢市で、伝統工芸・笹野一刀彫の職人が手掛ける飾り花「笹野花」作りが盛んに行われている。
笹野花は、雪深い米沢の冬、生花の代わりに仏壇に供えるため、木を削って菊の花に見立てたのが始まりとされ、その歴史は1200年以上といわれている。
米沢市で代々続く一刀彫工房・鷹山では、2025年秋から製作を始め、今が最盛期。
工房の七代目・戸田賢太郎さんがコシアブラの木を「チヂレ」と呼ばれる刃物で巧みに削り出し、無数の花びらをつけた大きさ約10センチの花を次々に作っていった。
一方、"花"へと仕上げる色付けの担当は母・恵子さん。
慣れた手つきで筆を走らせ、色とりどりの"花"に仕上げていく。
笹野一刀彫の"元祖"とも呼べる笹野花。
職人が年々少なくなる中、戸田さんは長くこの地に受け継がれてきた伝統を守りたいと強く願っている。
(戸田賢太郎さん)
「『これだけは彫れるようになりなさい』と、祖父に小さいころに言われた記憶がある。できる限り残していきたい」
笹野花の製作は1月いっぱいで、工房での販売のほか、1月17日の「笹野観音・十七堂まつり」でも販売される。