自宅アパートで1人で出産...直後に男児殺害の女の初公判・起訴内容認める 山形・河北町
2025年4月、河北町の自宅のアパートで、1人で出産した直後の赤ちゃんを殺害した罪などに問われている女の裁判員裁判が山形地裁で始まった。女は起訴内容を認めた。
殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、大蔵村の無職・矢口美菜被告(39)。
起訴状などによると、矢口被告は2025年4月、当時住んでいた河北町のアパートで、1人で出産した直後に男の赤ちゃんの首を絞めて殺害し、遺体をビニール袋などに入れて、自宅のクローゼットに遺棄した罪に問われている。
26日に山形地裁で行われた裁判員裁判の初公判で、矢口被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、矢口被告が赤ちゃんを殺害した理由について、同棲していた男性が「子どもを産むことを喜ばない」と考え、誰にも相談できないまま「男性との関係を壊したくない」と、赤ちゃんの殺害を決意したと主張した。
また矢口被告は、2年前に看護師を辞めて以降仕事をしておらず、生活が立ち行かなくなったことがきっかけで、犯行から10カ月後の2026年2月に自首を決意したという。
一方、弁護側は、矢口被告はうつ病で自ら意思決定ができなかったことや、男性に精神的に支配されていたとして、執行猶予付きの判決を求めている。
裁判は27日、証人尋問や被告人質問が行われ、判決は11月4日に言い渡される。