廃車にする公用車を被災地支援へ パーツ・資源などを査定し活動資金に 山形・尾花沢
役目を終えた公用車が被災地支援に役立てられる。尾花沢市は26日、廃車にする予定の公用車を被災地で車を貸し出す団体に寄付した。
「ぜひ有効にお使いください」
尾花沢市が車を寄付したのは、石巻市に本部がある一般社団法人「日本カーシェアリング協会」。
東日本大震災をきっかけに設立され、全国から車の寄付を募り、被災した人たちに無償で車を貸し出す取り組みを行っている。
今回、尾花沢市が寄付した公用車は、公民館で使用していた軽ワゴン車と、保健師が地域を回るために使っていた普通乗用車の2台で、いずれも20年以上地域のために走り続けていた。
廃車にする予定の車のため走らせることはできないが、提携のリサイクル業者がパーツや鉄などの資源を査定し、その金額が協会の活動資金として活用される。
1台あたり平均で約4万円が協会に入るという。
(尾花沢市・若林吾朗市長)
「被災された人が数多くいるが、特に車がなくて困るということだと思うので、被災地のみなさんの足になるような活動に少しでも役立ってくれたら」
(日本カーシェアリング協会・石渡賢大さん)
「全国で被災地の支援を行っていく中で、車を維持していくための費用をどう集めていくのかというのは非常に頭が痛い問題。その中で使い終わった車を託していただいて被災地支援に役立てられる、この寄付の取り組みは非常に心強くありがたい」
2026年は熊本地震・千葉豪雨など災害が相次ぎ、貸し出す車も車の維持費も不足しているのが現状。
協会は「走れる車も走れない車も被災地支援に役立つのでまずは相談してほしい」と呼びかけている。