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《春高注目校》絶対的エースへの依存から"全員バレー"へシフト 雪辱果たす山形城北・男子

17日に開幕する春の高校バレー県代表決定戦。注目校を紹介するシリーズの2回目は2025年の雪辱を果たそうと目指す山形城北・男子。

2025年、2連覇を目指すもライバルの山形中央に敗れた山形城北・男子バレーボール部。
4回目の優勝を目指す。

2026年6月の県高校総体は山形中央を制し優勝。
インターハイで弾みをつけたいところだったが、結果は予選敗退。目標にしていた全国ベスト8は叶わなかった。

(安部功監督)
「インターハイの結果は非常に残念だったが、1つ1つ課題をクリアして、夏よりチーム力も上がっている」

(細矢大翔選手)
「全国のレベルの高さを実感した。1人1人の練習に対する向き合い方が変わった」

これまで3年連続で県決勝に駒を進めている山形城北だが、2026年はこれまでの戦略を変えざるを得ない。
その理由は、「絶対的エースの引退」。

圧倒的なパワーで打ち出されるスパイクで相手を翻弄してきた佐藤純大さん。
2025年に3年生で引退したが、これまで大量得点でチームをけん引し、全国高校選抜にも選ばれた逸材だった。

(安部功監督)
「佐藤純大さんは決定力の高い選手だったので、いなくなったのは最初はマイナスばかりだったが、今はどこからでも得点をとれる全員バレーの形になっている。その差はかなり埋められている」

ことしチームが掲げたのは「絶対的エースへの依存」から「全員バレー」へのシフトチェンジ。
その中核を2人が担う。

まずは、2年生でオポジットの工藤煌太選手。
持ち味は「チームで最も高いジャンプ力」と「スパイクを打つ腕の強さ」。
ジャンプをした時の最高到達点は3メートル25センチ、そこからキレのあるスパイクが打ち出される。

(工藤煌太選手)
「自分に自信を持ってプレーするよう心がけている。大会本番でも強気でプレーできるように、自分が得点源。このチームを春高に連れていけるよう頑張りたい」

そして2年生でアウトサイドヒッターの金子明日翔選手。
スタメンの平均身長が180.5センチの中、金子選手は177センチと決して高くはない。
それでもジャンプの最高到達点は3メートル20センチ。
仲間がつないだボールを着実にスパイクで叩き込む。

(金子明日翔選手)
「"絶対に優勝して春高にいく"という気持ちで常に練習している。最終的に自分にボールが上がってくるので、全部決めれるよう頑張っている。絶対優勝するので応援よろしくお願いします」

2年生のダブルエースを支えるのが、3年生のセッター・佐藤悠大選手。
佐藤選手は、2025年に引退した佐藤純大さんの弟。
1年生からレギュラーで活躍し、チームの司令塔に成長した。

(佐藤悠大選手)
「工藤・金子選手の2人が勝つためのカギ。そこが崩れないようにサポートするのが自分の役目」

これまでは兄・純大さんにボールをつなぐことに力を注いできた佐藤選手。
今は「攻撃の多様性」を意識している。

(佐藤悠大選手)
「去年はすごいエースがいてそこにボールを上げれば何とかなると考えていた。コンビ練習に力を入れるようになった」

10年前に兄の影響で始めたというバレー。
トスワークなど克服すべき課題はまだまだあるが、兄が成しえなかった思いを胸に練習に食らいついていく。

(佐藤悠大選手)
「去年は兄と高校生活で一緒にできる最後の試合だった。やり切れなくて悔しい気持ちでいっぱいだった。その雪辱を果たすのは全国の舞台でしかできない。今回の春高では優勝を目指し、チーム一丸で頑張っていきたい」

山形城北の初戦は17日、日大山形と対戦する。