出展者に密着 「南陽の菊まつり」開幕・日本一の歴史を誇る 11月9日まで 山形・南陽市
日本一の歴史を誇る「南陽の菊まつり」が南陽市で始まった。まつり前半の見どころは、全国から集まったフラワーアーティストによる作品の数々。
1912年(大正元)に始まり、2026年で114回を数える「南陽の菊まつり」。
菊まつりは前期と後期に分かれていて、前期は熊野大社周辺に全国のフラワーアーティストの作品が並ぶ。
2026年は13作品が出展。
開幕に向け8日、アーティストたちが急ピッチで制作を進めていた。
今回、初めて参加した富山で花屋を営みながら絵本作家としても活動する村杉雅樹さん。
2026年に山形を訪れた際、高畠町の浜田広介記念館で出会った代表作「泣いたあかおに」を今回の作品のモチーフにした。
(村杉雅樹さん)
「『泣いたあかおに』のみんなで仲良くやろう、というのに感銘を受けた。"仲良くまつりをしている"という感じを表現したかった。絶対にやりたかったので、もし許可が出なかったらどうしようかと...。記念館から許可が出てよかった。みんなで盛り上がればいいな」
赤鬼・青鬼などの自作のイラストに、花のひとつひとつにもいろいろな表情を浮かべる"おに"を表現。優しさに包まれた作品に仕上げる。
8日、妻の泰子さんと2人で1日がかりで制作。
2人は9日朝、富山に戻ったため、開幕後の様子を直接見ることはできないが、「自分たちの作品を楽しんでもらえれば」と願っている。
(村杉雅樹さん)
「どういう風に見えるか、というのはこちらも興味がある。初めてのことなので、見てもらって、面白いなと思ってもらえるとうれしい」
そして迎えた9日。
熊野大社の境内に設置された村杉さんの作品は、観光客や地元の人から大きな注目を浴びていた。
(南陽市出身・京都から)
「昔よりアートな感じが強まって見ごたえが変わったと思う。見ていて楽しかった」
(京都から)
「(Q.村杉さんの作品は?)作品の世界の中に入らせてもらった感じ。菊の美しさに、ちょっと楽しさもあってうれしかった」
9日から始まった「南陽の菊まつり」。
菊人形やフラワーアートが地区を彩る熊野大社周辺を会場とした前期は19日まで。
愛好者が育てた菊の花の展示が中心の後期は、中央花公園で20日~11月9日まで行われる。