省力化した稲作への挑戦 乾田直播の田んぼで稲刈り 田植えした田んぼと同収量確保の見通し 山形・三川町
労力を省いたコメ作りとして注目されている「乾田直播(かんでんちょくは)」。複数の田んぼを1枚にまとめ、乾いた田んぼに種もみを直に播いて育てる大規模農法。三川町で大型のコンバインを使った稲刈りが行われた。
三川町にある農業法人「まいすたぁ」では、8年前から「乾田直播」のコメ作りに取り組んでいる。
2026年は、法人で手がける14ヘクタールのうち、約6割にあたる8.8ヘクタールが種もみを乾いた田んぼに直接播くことで効率化を図る「乾田直播栽培」。
法人では、8日・9日の2日間、町内の2.1ヘクタールの田んぼで外国製の大型コンバイン使ってひとめぼれの稲刈りを行った。
(まいすたぁ・齋藤一志社長)
「乾田直播と田植えをした田んぼは、今年ほとんど同じぐらいの収量が採れているようなので、9月の上旬まではすごく良かった。それから登熟が全然進まなくて実が全然太らなかった」
9月の長雨や日照不足・低温の影響もあり、全体の収量は例年に比べ"2割減"となったが、2026年はようやく「乾田直播の田んぼ」が「田植えをした田んぼ」と同じ面積でほぼ同じ収量が確保できる見通しとなった。
(まいすたぁ・齋藤一志社長)
「将来規模が大きくなれば、田植えだけでは作業ができづらくなる。こういう乾田で高速で種まきして収量もほぼ一緒ぐらいに採れることが確認できれば、将来この栽培方法も主力になる可能性もあるのでもう少し頑張ってみたい」
乾田直播で生産されたコメは、香港への輸出米として出荷される。