「この夏、ひと駅寄り道」JR羽前大山駅を起点に独自の食文化堪能 山形・鶴岡市
山形県鶴岡市。雄大な山々に庄内平野、そして日本海が作り出す豊かな食材を使った
独自の食文化が今に伝わり、2014年に日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定された。
今回紹介するのはJR鶴岡から羽越線で1駅、「羽前大山駅」。
(リポート)
「羽前大山駅です。鶴岡が誇る食を探していきます。この駅を起点に味の旅スタートです」
駅から歩くとすぐに歴史を感じる建物が見えてくる。100年以上の歴史がある老舗の漬物店・本長だ。
「たくさんの商品がありますね」
「年間通じて50種類ほどの商品がある。特徴的なのは在来野菜の商品が10種類くらい。在来野菜を使った漬物というのが私たちの特徴の1つ」
実は鶴岡市は、農家の人々が数百年にわたって「種」を守り継いできた「在来作物」の宝庫。その数は60種類以上にも上る。
こちらは皮がやわらかく、えぐみが少ない、「沖田なす」の浅漬け。
「皮が薄くてナスの味そのものが口の中に広がっていきます」
「この辺ではなすと言えば小さめな民田なすばかりだったが、浅漬にしてなすを食べたいということで、薄皮系統のナスを導入した。鶴岡市旧朝日村沖田地区で導入したので沖田なすと言われています」
そして、いま最も注目を集めるのがこちらの「外内島きゅうり」を使ったピクルス。全国の漬物が集まる今年の「漬物グランプリ」で「地域特産品特別賞」を受賞した、自信作だ。
「酸味がちょうどよく心地いい。きゅうりの食感がやわらかくて歯に力を加えなくても噛み切れる」
「このピクルスはある程度日本人好みにするように酸味を少し抑えて作り上げてみた。これを細かく刻んでマヨネーズで和えてパンにつけて食べるのが地元の小学生に一番の人気」
ここ大山地区はかつて40軒を超える蔵元が軒を連ねていた、全国有数の酒どころ。今でも伝統の製法を守り続ける酒蔵が残っている。
「大山地区の酒の特徴は?」
「今この界隈には4つの酒蔵が私どもも含めて残っているが、その中で同じような酒を作っている会社はない。それぞれ違った特徴の酒というような地区と思います」
加藤嘉八郎酒造を代表する日本酒は「十水」。江戸時代に行われていた白米と水を10石ずつという、水が少ない割合で仕込む「十水仕込み」を現代風に再現した、芳醇な味わいと酸味が調和した純米酒。
「米がたくさん入っているので味がしっかりしているけど、食事の味と合わせないといけないので後味、キレ味、最後の味わいはさわやかになるように作っています」
歴史ある製法で作られた愛され続ける地酒・・・だけではなく、こちらではこんな商品も!自慢の日本酒をベースにした見た目もかわいらしい日本酒カクテル。飲む直前に瓶をバーテンダーのように振ると、山形県産フルーツの石焼ジャムと日本酒が混ざり合う。
「まずフルーツの甘さがきて、次に日本酒の香りがきて、またも静かに去っていく」
「この酒は山形といえばフルーツがたくさん採れるので、すばらしい果物をより酒という切り口で、果物よりも果物の良さを伝えられるような酒になっているかなと思って作っています」
加藤嘉八郎酒造の商品は、鶴岡市の庄内観光物産館やオンラインなどで購入可能。
続いてやってきたのは全国から観光客が集まる、観光スポット「東北エプソンアクアリウムかもすい」。今年4月にリニューアルオープンし、世界各地のクラゲがその神秘的な姿で訪れた人を魅了しているが、実はこのクラゲ・・・食べることもできる。館内のレストラン「沖海月」でいただく。
「これがクラゲ料理ですか?」
「5種類のクラゲが入っています」
「そんなに一度にクラゲを食べることができるんですね」
「そうです。日本中、世界中探してもここだけしか食べられない」
こちらは4月に誕生したばかりの新メニュー。海の厄介者とも言われている越前クラゲも食べられる。
「どうですか?食感は?」
「初めてです。食感は結構海藻に近い印象だったけれども」
「歯切れもいいので、海藻みたいなこんにゃくとはちょっと違った感じ。味はない?」
「味はないです。全部味はないクラゲは」
かわいらしい見た目で人気のキャノンボールの食感は?
「ん?(ゴリゴリ)数の子に近い」
「いい発想ですね。」
「この鶴岡でクラゲを食べるという食文化を残したいという気持ちで作っていますので、世界中の人たちに食べに来てもらいたいという気持ちで作っている」
このほか、クラゲラーメンに・・・クラゲソフトも!ぜひ味わってほしい一品。
風土と歴史に育まれた鶴岡の食を巡る旅を、ぜひ楽しんでみては。
独自の食文化が今に伝わり、2014年に日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定された。
今回紹介するのはJR鶴岡から羽越線で1駅、「羽前大山駅」。
(リポート)
「羽前大山駅です。鶴岡が誇る食を探していきます。この駅を起点に味の旅スタートです」
駅から歩くとすぐに歴史を感じる建物が見えてくる。100年以上の歴史がある老舗の漬物店・本長だ。
「たくさんの商品がありますね」
「年間通じて50種類ほどの商品がある。特徴的なのは在来野菜の商品が10種類くらい。在来野菜を使った漬物というのが私たちの特徴の1つ」
実は鶴岡市は、農家の人々が数百年にわたって「種」を守り継いできた「在来作物」の宝庫。その数は60種類以上にも上る。
こちらは皮がやわらかく、えぐみが少ない、「沖田なす」の浅漬け。
「皮が薄くてナスの味そのものが口の中に広がっていきます」
「この辺ではなすと言えば小さめな民田なすばかりだったが、浅漬にしてなすを食べたいということで、薄皮系統のナスを導入した。鶴岡市旧朝日村沖田地区で導入したので沖田なすと言われています」
そして、いま最も注目を集めるのがこちらの「外内島きゅうり」を使ったピクルス。全国の漬物が集まる今年の「漬物グランプリ」で「地域特産品特別賞」を受賞した、自信作だ。
「酸味がちょうどよく心地いい。きゅうりの食感がやわらかくて歯に力を加えなくても噛み切れる」
「このピクルスはある程度日本人好みにするように酸味を少し抑えて作り上げてみた。これを細かく刻んでマヨネーズで和えてパンにつけて食べるのが地元の小学生に一番の人気」
ここ大山地区はかつて40軒を超える蔵元が軒を連ねていた、全国有数の酒どころ。今でも伝統の製法を守り続ける酒蔵が残っている。
「大山地区の酒の特徴は?」
「今この界隈には4つの酒蔵が私どもも含めて残っているが、その中で同じような酒を作っている会社はない。それぞれ違った特徴の酒というような地区と思います」
加藤嘉八郎酒造を代表する日本酒は「十水」。江戸時代に行われていた白米と水を10石ずつという、水が少ない割合で仕込む「十水仕込み」を現代風に再現した、芳醇な味わいと酸味が調和した純米酒。
「米がたくさん入っているので味がしっかりしているけど、食事の味と合わせないといけないので後味、キレ味、最後の味わいはさわやかになるように作っています」
歴史ある製法で作られた愛され続ける地酒・・・だけではなく、こちらではこんな商品も!自慢の日本酒をベースにした見た目もかわいらしい日本酒カクテル。飲む直前に瓶をバーテンダーのように振ると、山形県産フルーツの石焼ジャムと日本酒が混ざり合う。
「まずフルーツの甘さがきて、次に日本酒の香りがきて、またも静かに去っていく」
「この酒は山形といえばフルーツがたくさん採れるので、すばらしい果物をより酒という切り口で、果物よりも果物の良さを伝えられるような酒になっているかなと思って作っています」
加藤嘉八郎酒造の商品は、鶴岡市の庄内観光物産館やオンラインなどで購入可能。
続いてやってきたのは全国から観光客が集まる、観光スポット「東北エプソンアクアリウムかもすい」。今年4月にリニューアルオープンし、世界各地のクラゲがその神秘的な姿で訪れた人を魅了しているが、実はこのクラゲ・・・食べることもできる。館内のレストラン「沖海月」でいただく。
「これがクラゲ料理ですか?」
「5種類のクラゲが入っています」
「そんなに一度にクラゲを食べることができるんですね」
「そうです。日本中、世界中探してもここだけしか食べられない」
こちらは4月に誕生したばかりの新メニュー。海の厄介者とも言われている越前クラゲも食べられる。
「どうですか?食感は?」
「初めてです。食感は結構海藻に近い印象だったけれども」
「歯切れもいいので、海藻みたいなこんにゃくとはちょっと違った感じ。味はない?」
「味はないです。全部味はないクラゲは」
かわいらしい見た目で人気のキャノンボールの食感は?
「ん?(ゴリゴリ)数の子に近い」
「いい発想ですね。」
「この鶴岡でクラゲを食べるという食文化を残したいという気持ちで作っていますので、世界中の人たちに食べに来てもらいたいという気持ちで作っている」
このほか、クラゲラーメンに・・・クラゲソフトも!ぜひ味わってほしい一品。
風土と歴史に育まれた鶴岡の食を巡る旅を、ぜひ楽しんでみては。