酒田船箪笥「ミラノデザインウィーク2026」に出展 構想から6年その機能美・魅力を世界に発信 山形
酒田市で300年続く伝統工芸品がイタリア・ミラノへ旅立つ。来週からはじまる世界最大級のデザインの祭典に、酒田船箪笥(ふなだんす)が出展されることになった。
伝統工芸品・酒田船箪笥は江戸時代、北前船に載せられ船頭が金庫として利用していたとされる。
酒田市の加藤木工が手がける船箪笥は、20日からイタリア・ミラノで開催される世界最大級のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2026」に、北前船の寄港地の文化を紹介する展示のひとつとして出展が決まっている。
(加藤木工・加藤渉さん)
「私にとっては1つの目標。世界の華やいだ場に船箪笥を出したかったので、私の中では挑戦してみたい展示会」
今回展示する船箪笥は、縦・横・奥行きのサイズを伝統的な45センチから世界の需要を見込んで30センチにサイズダウン。
漆塗りや装飾金具など製造工程の全てを市内で完結させる"オール酒田"にこだわり、構想から6年を経てようやく2026年1月に完成した。
(加藤木工・加藤渉さん)
「私どもの指物、漆塗り職人・装飾金具を作る企業、すべて酒田市でできた作品を出展することができた。船箪笥の機能美を伝えたいが、それ以上に文化的背景・日本遺産に紐づくところも合わせて紹介したい」
「ミラノデザインウィーク2026」は20日から開催され、加藤さんは説明員として現地を訪れ、船箪笥の魅力を世界に発信する。