【続報】強盗は消防分署長の男による自作自演...偽計業務妨害の疑いで逮捕・送検 山形・寒河江市
強盗事件は自作自演だった。寒河江市で発生した現金80万円を奪われたとする強盗事件で、警察は虚偽の申し出をして業務を妨害した疑いで50代の消防分署長の男を逮捕した。
偽計業務妨害の疑いで逮捕・送検されたのは、西村山広域行政事務組合消防本部・朝日分署の分署長で寒河江市柴橋の佐藤光征容疑者(54)。
警察によると、佐藤容疑者は18日午後5時45分ごろ、大江町左沢の県朝日少年自然の家の敷地内で、居合わせた男性に対し「強盗に遭った」などとウソを言って110番通報させ、警察官を無用な業務にあたらせて正常な業務を妨害した疑いが持たれている。
佐藤容疑者は警察に対し、「2人組の男から包丁のようなものを突きつけられ、現金80万円を奪われた。その後、車を運転するよう脅され、大江町の楯山公園に移動したところで解放された」などと話していた。
警察が佐藤容疑者への聞き取りを進めた結果、事件性はなく虚偽の申告と認め逮捕した。
佐藤容疑者は容疑を認めている。
(西村山広域行政事務組合・小泉博仁消防長)
「心からお詫び申し上げます」
佐藤容疑者が所属する西村山広域行政事務組合消防本部は20日午後に会見を開いた。
それによると、佐藤容疑者は勤続35年目で、2025年4月から分署長を務めていた。
これまで勤務態度に問題はなかったが、強盗事件を装った18日、午前8時半に出勤した後、「1時間程度年休を取得したい」と申し出てから外出し、そのまま戻って来なかったという。
火災・救急出動の指揮・監督をする立場にあった佐藤容疑者が110番を利用して自作自演の事件を起こしたことについて消防長は...。
(西村山広域行政事務組合・小泉博仁消防長)
「消防は、市民の生命・身体・財産を守るという極めて重大な使命を担っている。その職員が社会的信頼を損なう行為に及んだことは決して許されるものではありません」
処分については、今後の捜査結果などを踏まえ厳正に対処するとしている。
警察は20日朝、佐藤容疑者の身柄を山形地検に送り、動機などを詳しく調べている。