「怪しい電話は切りさんしょ」 特殊詐欺被害の防止呼びかけ伝統菓子の"切山椒"配る 山形・鶴岡市
鶴岡市で特殊詐欺被害の防止を呼びかける恒例の年末防犯パトロールが行われ、縁起物の切山椒が配られました。
鶴岡市のショッピングモールで買い物客に配られたのは、鶴岡の伝統的な菓子「切山椒」。
(鶴岡市防犯協会・石川俊志会長)
「怪しい電話は切りさんしょ。おかしいと思ったらすぐ切ってほしいということで切山椒を配っている」
この取り組みは、防犯協会や市・警察などが電話による特殊詐欺の被害防止を呼びかけようと毎年行っているもの。
15日、「怪しい電話は切りさんしょ」というシールがはられた「切山椒」170個が準備され、チラシと共に配られた。
県警本部によると、11月末までの特殊詐欺の被害額は4億8000万円を超え、2024年の同じ時期の2倍以上となっている。
このうち高齢者の被害の割合は4割を占めていて、その多くが電話によるものだという。
(鶴岡市防犯協会・石川俊志会長)
「おかしいと思ったら相手に対して失礼だと思っても一旦切る。令和の時代の新しい電話の習慣にしてほしい」
電話による特殊詐欺の7割が国際電話からかかってくるということで、県警は怪しい電話に出ないよう注意を呼びかけている。