被害総額は5000万円超えか...住友生命保険元職員の詐欺事件 山形
住友生命保険の元職員が、うその投資話で顧客から現金をだまし取ったとして逮捕された事件。元職員による詐欺の被害総額は5000万円を超えるとみられていて、警察は29日、元職員の身柄を検察庁に送り全容の解明を進めている。
詐欺の疑いで逮捕・送検されたのは、住友生命保険山形支社新庄支部の元営業職員で舟形町舟形の派遣社員・佐藤美香容疑者(54)。
佐藤容疑者は2022年9月、最上地方に住む当時30代の女性の顧客に「社員用の特別な預金枠がある。預けてくれれば5年後には必ず増やして返す」などとうそを言い、現金39万円をだまし取った疑いがもたれている。
会社の内部調査では、佐藤容疑者が同様の手口で顧客26人から約2240万円をだまし取っていたとみられ、「借金の返済や生活費に使った」などと話しているという。
佐藤容疑者は2025年1月の依願退職後、庄内地方で派遣の仕事に就き、顧客4人に930万円を弁済しているが、残りの1310万円は住友生命保険が補償している。
一方、佐藤容疑者は顧客など少なくとも28人に消費者金融のカードを作らせ、謝礼と引き換えにカードを受け取り、2800万円を不正に借り入れていたこともわかっている。
被害総額は5000万円を超えるとみられ、警察は引き続き裏付けを進め、全容の解明を目指す方針。