実際に障害者が働くブドウ畑を見学 "農福連携"で労働力・働く場の確保を 山形・上山市
農業分野における労働力の確保と障害のある人の働く場の確保に向けて、お互いの連携により実現を目指す「農福連携」の取り組みを知ってもらおうと、視察会が開かれた。
村山総合支庁と置賜総合支庁が開いた視察会には、県内の障害者就労支援事業所などの職員約40人が参加した。
参加者は、上山市にあるワイナリーのブドウ畑を訪れ、障害のある人たちが収穫作業に励む様子を視察した。
収穫作業に汗を流しているのは、上山市の障害者就労支援事業所から来ている4人で、中には3年目を迎えるベテランもいて貴重な戦力となっている。
(就労3年目)
「(Q.どこに注意して作業する?)傷んだところを取りながら作業」
担い手不足に悩む農業と福祉の分野が手を組むことで、障害者の働く場を広げようという県の農福連携の取り組みは2026年で8年目となる。
2025年度はのべ3万人以上の障害者が農業で働く場を得るなど、新たな就労モデルとして定着しつつある。
(視察に参加した事業所)
「うちの施設でも高齢化でだんだん外に仕事を出すことが難しくなっているが、今どういった仕事があり、どんなことなら一緒にできるか参考にできれば。和気あいあいと作業し、楽しそうに仕事していて良いなと思った」
(農園と契約している事業所)
「立ったりしゃがんだりすることを嫌がる利用者も中にはいるので座ったままブドウ
の収穫ができ、横にスライドして作業ができることをメリットに感じて参加している利用者もいる」
(県村山総合支庁 地域健康福祉課・堀江知洋課長)
「農業者であればどういう作業なら頼めるのか、障害者の施設からすればこういう環境・工夫があれば農業の作業者として貢献できると思うところもあるので、視察会でそれらを考え合って相互の理解を深めてもらいたい」
県は、農園と障害者就労支援事業所のマッチング支援なども行っている。