被災地の教訓をほかの地域の防災につなげる 山形市滝山地区の住民が酒田市大沢地区に学ぶ 山形
地域の取り組みを別の地域が学んで生かしていく話題。2024年7月の豪雨で大きな被害を受けた酒田市大沢地区で、被災した経験や復旧・復興の現状を学ぶ研修会が開かれた。
6日の研修会には、被災地の教訓を地域の防災に生かそうと、山形市滝山地区の町内会連合会の代表12人が参加した。
研修会を企画し講師を務めたのは、大沢地区在住で豪雨災害の直後から被災地の状況を発信してきた合同会社COCOSATO代表の阿部彩人さん。
研修会では阿部さんが撮影した映像などを使って当時の状況を振り返り、「家族の在宅状況に応じた避難想定」「町内の危険箇所の洗い出し」など、地域で行う災害対策の重要性を訴えた。
(合同会社COCOSATO・阿部彩人代表)
「豪雨災害の後にLINEグループが自治会で立ち上がった。災害が発生したり起こりそうな時に、一度に情報が渡るので各町内会ごとに検討しても良い」
その後、阿部さんの案内で現在も土砂に埋まった鳥居が残る北青沢の川上神社を訪れた。
(滝山地区町内会連合会・土田富夫会長)
「災害時は行政の判断も必要だが、地元にいる人の判断が大切だと思ったので、帰ってから地域住民とこの教訓を生かすような取り組みをしていきたい」
(合同会社COCOSATO・阿部彩人代表)
「大沢の住民のみなさんの話を教訓として、これからの災害に備えて考えておくべきことを伝えることができて良かった」
大沢地区では2026年度から、こうした視察や研修会を受け付けているという。
被災地で生まれた教訓がほかの地域の災害への備えや防災につながっている。