発見者「見た途端涙止まらず手を合わせた」 司法解剖進むも身元・死因特定に至らず 山形・酒田市飛島
酒田市飛島の海岸で見つかった子どもとみられる身元不明の遺体について、警察は24日午後から司法解剖を行っているが、これまでのところ身元や死因の特定には至っていない。
性別不明の子どもとみられる遺体が発見されたのは、酒田市飛島の荒崎海岸。
遺体は、荒崎海岸の波打ち際から陸側へ約5メートル入った岩場にうつ伏せの状態で倒れていて、23日午前11時20分ごろ、飛島でボランティア清掃をしていた70代の男性が発見した。
(遺体の発見者)
「びっくりした。何でこんな所にマネキンのようなものが流れているのかと。匂いは気になっていたから、下りて行って確認しないとだめだということで確認した。間違いなくテレビで見たあの服装そのものだった。だからそれを見た途端に涙が出て、手を合わせてしゃがんで、1分くらい涙が止まらなかった。何でこんな姿になっているんだと」
県警によると、見つかった遺体は紺と赤のスパイダーマン柄の服を着ていて、行方不明となっていた高橋優斗さん(6)本人の可能性があるという。
特別支援学校に通っていた酒田市東泉町5丁目の高橋優斗さん(6)の行方がわからなくなったのは9月5日。
午前8時ごろまでは自宅のリビングにいて、その後、自分で玄関の鍵を開けて家の外に出たとみられている。
午前9時には、自宅から約700メートル離れた東泉町6丁目公園に1人でいるところを近所の人が目撃。
それを最後に行方がわからなくなっていた。
位置関係を見てみると、最後に目撃された公園の北側と東側に川があり、公園のちょうど北東の部分で合流している。
これまでのべ1100人の警察官が川の周辺を重点的に捜索してきた。
しかし...、遺体が見つかった飛島は酒田港から北西へ約40キロ離れた離島。
島の東側には港や宿泊施設・住宅が立ち並んでいるが、遺体が見つかった荒崎海岸は山をはさんだ島の西側で、地元の人でもあまり行かない場所だという。
(遺体の発見者)
「バードウォッチャーはこの場所にけっこう行く。わざわざリアス式になっているギザギアへこんでいる所まで普段はほとんど行かない」
県警は、24日午後から司法解剖を行っているが、これまでのところ身元や死因の特定には至っていない。