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庄内浜の新特産品に期待 県漁協が「イガイ」の流通・消費拡大へ新たな取り組み 山形

皆さんは庄内浜で採れる大きな二枚貝「イガイ」をご存知?
山形県の庄内地方では昔からみそ汁などで食べられてきた貝だが、今では地元の人も食べる機会が少ないそう。
岩ガキやアワビの水揚げが減少する中、「イガイ」を新たな特産品として売り出そうという取り組みが進んでいる。

この日、酒田市のスーパーで行われたのが、酒蒸しにした「イガイ」の試食会。
「イガイ」は強いコクと旨味が特長の貝。庄内浜に豊富に生息しているとされ、いま県漁協が、消費拡大に力を入れる「新たな特産品候補」だ。

(試食した人)
「シーズンになれば必ず食べる」
Qいかがですかお味は?
「イガイにうまい!」「普段はスープ・吸い物で食べる」

(試食した人)
「おいしかった。身が大きいので食べ応えがある。酒蒸しが簡単と言っていたので酒蒸しで食べたい」

今月19日、鶴岡市の由良漁港で、「イガイ」が水揚げされた。
見た目はムール貝に似ているが、味は異なる二枚貝。基本的に生では食べず、庄内では昔からみそ汁などで親しまれてきた。

(漁師・榊原英樹さん)
「身もそうなんですけど、貝からすごい出汁がでるのでそれが美味しいと思う」
「近年はすごい増える状況なのでイガイが人気になるよう期待しながら採っている」

イガイ漁は、サザエなどと同様の「磯見漁」で、箱眼鏡で覗きながら船の上から長いヤスで採る。

近年、水揚げが減少している岩ガキやアワビに代わる、新たな漁師の収入源として期待されている。
ただ、まだまだ知名度が低いため需要が少なく、1キロ当たりの平均単価はサザエと比べ7~8割程度と、価格の安さが課題。

(漁師・榊原英樹さん)
「岩ガキが少なくなっている中、イガイは結構量が豊富なので。それの代わりになってくれたら嬉しいが中々値段がついて来ないもので・・・」

そのため県漁協などは、まずは味を知ってもらうことで消費を拡大しイガイの価値を高めようと、庄内地域7つのスーパーで試食販売会を開催。「酒蒸し」が振舞われた会場では、試食した多くの人が実際に買い求めていた。

(試食した人)
「思った以上に美味しかった。貝の味は結構濃い。我々年配には向いていると思う」

また、県水産技術振興センターの調査によると、イガイは今の時期・秋が特に実入りが良く、旨味も強いということがわかってきた。

(県漁協総務部指導課 小川美和さん)
「貝にしてはすごく上品な旨味でイタリア料理、フランス料理、和食も炊き込みご飯などに向く。旨味がとにかく強い出汁が良く出る。知れば知るほど美味しいのでどんどん広がって、まず地元から広がっていったらいい」

様々な料理に合いそうな「イガイ」。庄内浜の伝統の味は、今後に向けて大きな可能性を秘めている。