インフルエンザ全国で流行もワクチン接種は10月に 早め接種は効果持続の点ですすめない 山形
通常は乾燥し寒い時期に流行するといわれるインフルエンザが、全国で流行期に入っている。県内でも小学校で集団発生する中、今できる対策について医師に聞いた。
毎年11月~3月にかけて流行するといわれるインフルエンザ。
しかし、県内では8月31日に鶴岡市の羽黒小学校で集団発生し、学年閉鎖の措置がとられた。
2日に発表された県内の最新のインフルエンザの患者数は50人で、1定点医療機関あたりの患者数も1.28人と、流行開始の目安となる1人を超えている。
2026年のインフルエンザの傾向について、山形市の橋本こどもクリニックの橋本院長に聞くと、県内は「一時的な流行の可能性は捨てきれない」としながらも次のように話した。
(橋本こどもクリニック・橋本基也院長)
「インフルエンザは、気温が下がって乾燥するような環境下で活動性が高まることを
考えると、ことしは7月くらいからA型の患者が出てきているので、経過としては早いと認識している」
実際にこのクリニックでは6月に一度ゼロになったインフルエンザの患者数が7月中旬から再び出始め、7月に20人・8月に14人の感染が確認されたという。
3日にクリニックを受診していた子どもの親は...。
(子どもが小学生)
「インフルエンザかわからないが風邪の症状で、クラスで6人くらい休みと早退が出ている。クラスと学童ではマスクを着けて過ごした」
インフルエンザへの対策としてまず挙げられるのは"ワクチン接種"だが、橋本院長は今すぐ接種するのではなく、通常通り10月ごろの接種を勧めている。
(橋本こどもクリニック・橋本基也院長)
「あまり早い時期にワクチン接種をしてしまうと、効果持続という点で段々と効果が薄くなってしまう。従来通り10月接種を基本に考えてもらっていい」
10月まで残り1カ月ほどある中、いまの時期の基本的な感染対策は手洗いやうがいなど。
それに加え橋本院長は、夏休み明けで疲れがたまり生活のリズムが崩れやすい時期だからこそ「免疫力を高める規則正しい生活」をしてほしいとしている。
(橋本こどもクリニック・橋本基也院長)
「身体づくりが必要になってくるので、よく食べてよく遊んでよく睡眠をとってきちんとしてもらえたら」
免疫力を高める方法として、院長はシャワーだけでなく湯船につかることもお勧めしていた。
ワクチンを打つにはまだ時期が早い。
例年より早めに流行の兆候が見られる今の時期、特に基本的な感染対策と免疫を高める生活習慣が大切になりそう。