サクランボ「3年ぶり平年並み着果数」に安堵 JAと警察が連携し盗難対策も強める 山形・寒河江市
県内有数のサクランボの産地・寒河江市で、本格的な出荷を前にJAが集会を開いた。JAさがえ西村山管内では3年ぶりに平年並の着果数になるとみられ、関係者からは安堵(あんど)の声が聞こえた。
(リポート)
「JAさがえ西村山です。佐藤錦はこれから色づき大きくなって2週間後に収穫のピークを迎えます。収穫・販売拡大のための大会が開かれま
す」
JAさがえ西村山では26日、生産者や市場の関係者などが集まって2026年の露地ものサクランボの集荷・販売に向けた集会が開かれた。
生産者たちは、過去2年連続で県産のサクランボが不作だったことから、「今年こそは十分な量を安定した価格で届けたい」と意気込んでいる。
そのため会では、「販路の確保」「最低価格」の設定など集荷力と販売力を強化するための対策や、「中東情勢によるコスト上昇を踏まえた価格要請を行っていくこと」などを確認した。
そして、JAさがえ西村山管内では「サクランボの着果数は平年並」という報告がされると、関係者からは安堵の声が聞かれた。
(さがえ西村山農業協同組合・安孫子常哉代表理事組合長)
「今年はサクランボが平年並の数量が出るとホッとしている。十分な量があれば皆さんに適正価格で販売できる」
一方で、サクランボの盗難被害は年々深刻化している。
2025年の県内の被害総額は、過去10年で最大の185万円に上る。
JAは警察と連携してパトロールや防犯カメラの数を増やすなど、盗難対策を強めている。
生産者に対しても具体的な対策として、「脚立や収穫かごを園地に放置しないこと」「園地に車を置きっぱなしにして外からの視界を妨げないこと」などが有効だとしている。