マメコバチがいない! サクランボに異変…暖かさで開花早まる・双子果増える危険性高い 山形
毎年のように続く猛暑の影響で、県内のサクランボは2025年に平成以降で収穫量が最も少ない大不作となった。「今年こそは!」という農家が多いと思うが、じつは2026年もサクランボの園地で早くも異変が起きている。
訪れたのは、山辺町でサクランボ農家を営む安孫子陽平さんの作業場。
サクランボをめぐって今、何が起きているのか聞いてみると…。
「(目の前に気になるものが…)マメコバチの巣。サクランボの花粉を運んでくれる。実がなるのに不可欠。普段はいっぱい中に幼虫やサナギがいるが、今年はいない」
マメコバチの巣。
サクランボが実をつけるためには、「他の品種の花粉」が絶対に必要。
その花粉を運ぶ重要な役割を担っているのがマメコバチだが、今年はほとんど見当たらないという。
通常、この時期は巣箱さえ置いておけば自然とたくさんのマメコバチが集まり、この穴を住処とする“巣”を形作るが、6日の時点で、この巣箱には1匹も見当たらない。
園地に置いてある巣箱にも、1匹しか見つからなかった。
その原因は複数あるとみられているが、県によると、2025年の夏の高温でマメコバチの多くが死んでしまった可能性があるという。
マメコバチがいないとサクランボの実はできない。
この非常事態に安孫子さんは…。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「ミツバチをレンタルし、サクランボ畑に置く。追加でコストはかかる。今年は県から補助金が出る。人によって変わるが、33%か50%」
安孫子さんはマメコバチの代わりに、急きょ農協にミツバチの手配を依頼した。
追加で費用がかかるのはもちろんだが、ほかにも心配なことがある。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「花の咲く時期が早まっていて、開花とミツバチがくるタイミングがちょっと合わないかも。毛ばたきで人工授粉」
最近の暖かさで、サクランボも開花が早まり、手配したミツバチが手元に届くのが、開花に間に合わないかもしれないという。
さらに、もう1つ。
安孫子さんを悩ませるのが、最近県が発表した「今年は双子果が多くなる可能性が高い」という事前情報。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「県が『今年は双子果が多い』と。芽かきを少なくして木によってはしない」
2024年、県内のサクランボ園地で猛威をふるった双子果。
前の年の夏が猛暑の場合、翌年のサクランボに多くみられる高温障害。
県は、2025年夏の猛暑で、2026年も双子果が増える危険性が高いとしている。
その対策として、本来なら栄養が分散しないよう、不要な花芽は摘み取って良い花芽だけを残すが、2026年は少しでも正常な実を多く実らせるため、花芽の摘み取りを控えるよう県が呼びかけている。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「双子果かどうか、なってみないとわからない。1割ですむのか、3割なのか、4割なのか…。結果が出て対応できることは対応する、それしかない」
安孫子さんによると、双子果が増えた場合、どうしても収入の減少は避けられないという。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「(Q.心折れない?)折れてますね、何回も折れているけどまた立ち直る。山形といえばサクランボ。簡単に諦めたくない。やれることは全部やろうと。今回の受粉対策もそう、できることは全部する」
訪れたのは、山辺町でサクランボ農家を営む安孫子陽平さんの作業場。
サクランボをめぐって今、何が起きているのか聞いてみると…。
「(目の前に気になるものが…)マメコバチの巣。サクランボの花粉を運んでくれる。実がなるのに不可欠。普段はいっぱい中に幼虫やサナギがいるが、今年はいない」
マメコバチの巣。
サクランボが実をつけるためには、「他の品種の花粉」が絶対に必要。
その花粉を運ぶ重要な役割を担っているのがマメコバチだが、今年はほとんど見当たらないという。
通常、この時期は巣箱さえ置いておけば自然とたくさんのマメコバチが集まり、この穴を住処とする“巣”を形作るが、6日の時点で、この巣箱には1匹も見当たらない。
園地に置いてある巣箱にも、1匹しか見つからなかった。
その原因は複数あるとみられているが、県によると、2025年の夏の高温でマメコバチの多くが死んでしまった可能性があるという。
マメコバチがいないとサクランボの実はできない。
この非常事態に安孫子さんは…。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「ミツバチをレンタルし、サクランボ畑に置く。追加でコストはかかる。今年は県から補助金が出る。人によって変わるが、33%か50%」
安孫子さんはマメコバチの代わりに、急きょ農協にミツバチの手配を依頼した。
追加で費用がかかるのはもちろんだが、ほかにも心配なことがある。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「花の咲く時期が早まっていて、開花とミツバチがくるタイミングがちょっと合わないかも。毛ばたきで人工授粉」
最近の暖かさで、サクランボも開花が早まり、手配したミツバチが手元に届くのが、開花に間に合わないかもしれないという。
さらに、もう1つ。
安孫子さんを悩ませるのが、最近県が発表した「今年は双子果が多くなる可能性が高い」という事前情報。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「県が『今年は双子果が多い』と。芽かきを少なくして木によってはしない」
2024年、県内のサクランボ園地で猛威をふるった双子果。
前の年の夏が猛暑の場合、翌年のサクランボに多くみられる高温障害。
県は、2025年夏の猛暑で、2026年も双子果が増える危険性が高いとしている。
その対策として、本来なら栄養が分散しないよう、不要な花芽は摘み取って良い花芽だけを残すが、2026年は少しでも正常な実を多く実らせるため、花芽の摘み取りを控えるよう県が呼びかけている。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「双子果かどうか、なってみないとわからない。1割ですむのか、3割なのか、4割なのか…。結果が出て対応できることは対応する、それしかない」
安孫子さんによると、双子果が増えた場合、どうしても収入の減少は避けられないという。
(お天道農園・安孫子陽平代表)
「(Q.心折れない?)折れてますね、何回も折れているけどまた立ち直る。山形といえばサクランボ。簡単に諦めたくない。やれることは全部やろうと。今回の受粉対策もそう、できることは全部する」