集団移転に向け大きな前進 蔵岡地区「災害危険区域」に指定 山形・戸沢村
戸沢村の蔵岡地区を「災害危険区域」に指定する条例案が、戸沢村議会で可決された。この条例は集団移転に国の費用補助を受けるために必要なもので、事業の実施にまた一歩、前進した。
国の「防災集団移転促進事業」は災害の危険性が高いと指定された地域について、市町村が国の費用補助を受けて土地を買い取り、移転先の土地や住宅の整備を行う事業。
2年後の2028年度の集団移転を目指し、村はこれまでに、その前提となる「全世帯の同意」を得たほか、中央公民館南側に整備する住宅団地などへの移転についても「住民の半数以上が同意」し、事業要件の2つを満たしている。
10日に採決が行われたのは最後の要件となる、蔵岡地区を「災害危険区域」に指定し、今後、住宅などを建てることを禁止する条例案。
(議長)
「採決します。条例案は原案の通り決定することに異議ありませんか。(議員:なし)異議なしと認めます。よって原案の通り可決されました」
10日、集団移転の関連予算を含む新年度の当初予算案も全会一致で可決された。
(蔵岡地区・山崎昇地区会長)
「これで速やかに事業計画が国土交通大臣に提出される。大きな前進であり、ありがたく思っている」
(戸沢村・加藤文明村長)
「また一歩『防集事業』が前に進み安堵した。丁寧に丁寧にスピード感を持って対応していく」
「一つ一つな。これからも丁寧に」
村は3月中に「事業計画」を策定し、4月に国に提出して同意を得る方針。