集団移転を前に進める 蔵岡地区「災害危険区域指定」の条例案・新年度予算案提出 山形・戸沢村
戸沢村蔵岡地区の集団移転について、村は蔵岡地区を「災害危険区域」に指定する条例案を議会に提案した。条例は集団移転を進めるための最後の事業要件で、3月10日に制定される見通し。
条例案は、5日に開会した戸沢村議会3月定例会で村が提案した。
村は2年後の2028年度の集団移転を目指していて、これまでにその前提となる「全世帯の同意」を得たほか、中央公民館南側に整備する住宅団地などへの移転についても「住民の半数以上が同意」し、事業要件の2つを満たしている。
5日に上程されたのは、最後の要件となる蔵岡地区を「災害危険区域」に指定し、今後、建物を建てることを禁止する条例案。
(戸沢村・加藤文明村長)
「今のところ予定通りのスケジュールで進んでいる。事業をなるべく早く進められるよう、令和8年度の早期に国土交通大臣の同意を得られるよう取り組んでいく」
加えて村は、集団移転の関連予算を含む総額45億4700万円に上る新年度の当初予算案も議会に提案した。
(戸沢村・加藤文明村長)
「避難されている蔵岡の人々は大変不便な生活を強いられている。急がなければならない。計画策定ができた段階でしっかりと地域の人々に示して、国への提出に移っていきたい」
集団移転を前に進める新年度予算案や条例案は3月10日に可決・制定される見通しで、村は3月中に「事業計画」を策定し、4月に国に提出して同意を得る方針。