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NEWS

【衆院選/もっと投票の前に】真冬の決戦・山形3区 4人の立候補者の訴え・選挙戦にかける思いに迫る

投票の選択肢となる情報をお伝えする「もっと投票の前に」。“真冬の決戦”となった今回の衆院選・県3区に立候補した4人が訴える政策や、人柄も垣間見える選挙戦にかける思いを取材した。

(中道・新・落合拓磨候補)
「政治とは、不可能を可能にする営み。太陽をこの日本海側から昇らせて、生活者に陽の当たる政治を落合拓磨と始めていきましょう」

支持者「たくま!」

保守王国と呼ばれる県3区に現れた28歳の“若武者”。
長靴での全力疾走を売りに中道の新人・落合拓磨氏は選挙区を駆け回る。

市民「頑張ってください!」
落合氏「ありがとうございます。よろしくお願いします」

天童市出身の落合氏は、京都大学大学院を出た後、松下政経塾に入門。
立憲の石黒覚元県議の後継者として、2025年6月に立候補を表明。

しかし、「野党統一候補」の思惑は、立憲・国民・連合山形の「2党1団体」の枠組み解消で崩れた。
支援の構図が一変する中での国政初挑戦。
働く人が報われる社会の実現、災害に強い国づくりなどを公約に掲げている。

(落合候補)
「地盤も看板もカバンも何もない。1つあるのはこの地域に対する、日本に対する、人に対する思い」

野党分裂の影響を受けながらも、心強い味方として支えるのが、新たなパートナー・公明。

(公明党県本部・菊池文昭代表)
「お集りの皆さまとは半年前まで全く“逆の陣営”にいた。相手候補はものすごく厚い壁。皆さんと一緒に政治の再編・改革をやっていく。そんな熱意で最後まで頑張っていく」

(落合候補)
「知名度が浸透していなかったが、『この地域を変えてくれ』というしっかりとした反応を受け取り、手応えを感じている。とにかく走るのみ。そして政策を明るく前向きに訴え、この長靴で走り抜けていく」

庄内最上に「新たな風」は吹くのか…。
“若武者”の戦いは、残り1日。

(参政・新・遠藤和史候補)
「国を守るのは“人”。人を作るのは“食”。食を守るのは“農業”。農業を守るのは、やっぱり“政治”なんですよ」

参政の新人・遠藤和史氏は“兼業農家”。
「農家の声を国政に届けたい」と、1月24日に立候補を表明した。

山形市出身の60歳。
3年前の山形市議会議員選挙に参政から出馬し落選。
2024年、新庄市に開学した東北農林専門職大学に入学した縁もあり、3区からの立候補を決断した。
街頭で訴えるのは「農業への思い」。

(遠藤候補)
「日本の食糧自給率は38%、まだ減るでしょう。これにストップをかけなくてはいけません。参政党は自給率100%を目指しています。当然ですよ。これまでの政治には終止符を打って、新しい政治を目指しましょう」

立候補表明からまだ2週間…。
1人でも多く声を届けたいと、全域をくまなく回っている。

市民「頑張ってください。俺は参政党が大好きだから」
遠藤氏「本当ですか」

2025年の参院選で躍進した参政。
今回は「消費税廃止」などを訴え、さらなる党勢拡大を目指す。

(参政党・櫻井祥子参院議員)
「減を税して、若い人たちにちゃんと手取りが残るようにして、地方でちゃんと生活ができる、そういう日本をもう一度取り戻すべき」

票の掘り起こしを重ねる日々だが、この日向かったのは…。

(遠藤候補)
「(Q.休学しない?)もちろんしないです(Q.本分は学業?)そうです」

選挙期間中に、3度、大学の授業を受けた。
農業の学びを深め、国政に活かしたい。それが遠藤氏の信念。

(遠藤候補)
「山形の基幹産業の農業を、しっかり浮上させていきたい。農業を守るのは、政治しかない」

(自民・前・加藤鮎子候補)
「お世話になってます、ありがとうございます。よろしくお願いします」

5期目を目指す自民の前職・加藤鮎子氏(46)。
加藤氏はこれまで、こども政策担当大臣・大臣政務官などを歴任。
直近では、自民党の国土交通部会長の要職も経験し、地域に根ざした4期11年の実績を強調する。

(加藤候補)
「皆さんから支えてもらった11年2カ月の間にも、新庄古口道路・酒田余目道路など整備促進・開通を進めてきた。大事なのはまず日沿道・みちのくウエストライン・東北中央道、この幹線道路をしっかりと整備・促進していくこと」

与党にとって逆風が多かったこれまでの選挙から一転。
今回は高市内閣の高い支持率を追い風に選挙戦を戦う。

加藤氏「一番怖いのはね…、『鮎子さん大丈夫だぁ』と言われるんです」
市民「大丈夫だー」
加藤氏「ありがとうございます。選挙はね、何が起こるかわかりませんので」

公示直前の中道の結党により、これまで協力関係を築いてきた公明の票の流れは不透明だが、2025年10月の市長選で後押しした鶴岡市の佐藤市長など、庄内・最上地域の多くの自治体のトップが加藤氏への支援を表明している。

(鶴岡市・佐藤聡市長)
「市議選・市長選から4カ月後にこうした形で選挙になりましたので、前回の選挙の支援にしっかり応えるべく、みなさんに訴えさせてもらう」

加藤氏が訴えるのは、得意分野の「子ども・子育て政策」のほか、「災害復旧・農業政策」などの課題。
「確かな実行力」をテーマに、政権与党の立場で有権者に訴える。

(加藤候補)
「政治家の信念として、地域に根ざした保守。その信念の下、地方からそしてこの地元から、足腰の強い日本を作ろうじゃないか、その思い」

(国民・新・喜多恒介候補)
「ありがとうございます! 行ってきます! 頑張ります!」

国民・新人の喜多恒介氏。岩手県出身の36歳。
東京大学卒業、慶応大大学院を修了し、在学中に教育・福祉を手がける企業を立ち上げている。
2025年5月に鶴岡市に移住し、10月の鶴岡市長選に立候補して落選。
今回はじめて国政選挙に挑む。

(喜多候補)
「国政の舞台に立ったら絶対にやりたいこと。皆さんの懐を温めること、まずは皆さんの手取りを増やす、ゆとりを増やしていく、希望を増やしていく。その先に経済の豊かさがある」

喜多氏が訴えるのは、「人口減少対策」「教育への投資」など、地域の未来をつなぐ政策。
国民の公認候補として挑む今回の選挙。
国民の舟山康江参院議員も、初日から何度も庄内入りする気合いの入れよう。

(国民民主県連・舟山康江会長)
「若い力で、閉塞した社会を壊していきたい、あったかい政治を作っていきたい。鶴岡から喜多恒介を先頭として、好循環を作っていただきますことを心からお願い申し上げる」

真冬の選挙戦。
喜多氏はSNSを使った訴えにも力を入れている。
この日のミニ集会も、ライブ配信を行いながら多くの人へ思いを伝える。

(喜多候補)
「動画・写真・文章、すごく思いを込めて書かせてもらっているので、少しでもできる中でやっていくことが広まればいい」

与党・自民に、国民・中道・参政の3党が挑む、野党分裂の構図となったこの選挙区。

(喜多候補)
「地域の未来をどう作っていくのか、それを訴えることに一番注力したい。“何となく”で決めてほしくない。組織票ではなく、一人ひとりの思いと僕らの思いがどこで重なるのか、そんな選挙にしていけたらうれしい」

衆院選の投開票は8日。