南陽市職員2人を八戸市(青森)に派遣・全国市長会の要請受け 必要とする支援の情報収集担う 山形
8日に発生した青森県沖を震源とする大地震を受けての支援の動きが始まっている。南陽市は、震度6強を観測した青森・八戸市に職員を派遣することを決め、市役所を出発した。
青森・八戸市に派遣されるのは、南陽市の安彦好樹課長補佐と佐藤真二主任の2人。
10日の出発を前に、白岩孝夫市長が2人を激励した。
8日の地震によるけが人はこれまで53人に上っていて、今後も引き続き強い地震への注意が必要。
今回の派遣は全国市長会の要請を受けて行われるもので、7年前の北海道胆振東部地震や、2024年の能登半島地震の際に現地へ応援に向かった経験を持つ2人に白羽の矢が立った。
白岩市長は「後発地震注意情報が出ているので、安全を第一に2人の力を存分に発揮してください」と激励した。
(南陽市・安彦好樹課長補佐)
「いち早く情報を把握し、今後の被災地の支援・復旧・復興に少しでも役に立てたらと思っている」
(南陽市・佐藤真二主任)
「迅速に、正確に情報を伝えられるように精いっぱい努力したい」
2人は10日午後に八戸市に入り、4日間、道路や建物・ライフラインなどの被害の確認にあたり、現地で不足している支援は何か情報収集を行う。
調査結果は南陽市を通じて全国市長会に報告され、今後の支援につなげられる。