<入閣>農林水産大臣に鈴木憲和衆院議員(山形2区)起用 地元南陽市から歓迎の声 山形

高市新首相は、県2区選出の鈴木憲和衆院議員を農林水産大臣に起用した。鈴木議員の入閣は初めて。
(鈴木憲和衆院議員)
「地元にしっかり感謝の気持ちをもって緊張感をもって、難しい局面だと思っていますから責任を痛感している」
鈴木議員は農水省出身の43歳。2012年の衆院選で初当選し現在5期目。
自民党県連の会長を務めている。
外務大臣政務官や自民党青年局長などを歴任し、2023年9月からは農水副大臣、2024年11月には復興副大臣に就いた。
農業政策をめぐっては、特にコメの価格高騰への対応や増産など、難しいかじ取りが求められるタイミングでの農水相への抜てきだ。
(鈴木憲和衆院議員)
「特にコメの生産者のみなさんがこの1~2年の間のさまざまなコメの価格の高騰、そして今年は生産量を増やしている状況の中で、"果たして来年は安定的に自分たちは生産をしていいんだろうか"という気持ちを持っている人がたくさんいる。こういう方向を向けばいいんだということを示していけるように努力したいと思う」
鈴木議員の入閣は今回が初めてで、県選出の国会議員が農水相に就くのは、民主党政権時代の2010年に就任した鹿野道彦氏以来となる。
地元国会議員の「初入閣」に、鈴木議員の地元・南陽市では、歓迎の声が多く聞かれた。
(建設業)
「おめでとうございます。アメリカからコメが入ってくるとか話がありますが、なるべく地元のコメを大事にしていただいて、なるべく水田を子孫に残せるように頑張
ってもらいたい」
(会社員)
「昨今、コメの価格も末端では上がっていて、消費者はだいぶコメが高くなって大変だと嘆いている。逆に生産者は『コメの価格上げるんですか? 下がるんです?』と心配している。安定的な供給・安定的なコメの値段に関して頑張ってもらいたい」
(農家)
「(Q.どう変えてほしい?)農業人口・稲作農家の人口が60万人を切っていると言われているので、今の子どもたちが将来農業をしてみたいと思えるような素晴らしい食品産業に、農業を生まれ変わらせてほしいなと、そういう期待しかない」