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【山形】東京の中学生が教育旅行で「川中島合戦」体験 出演も撮影も自分たちでより思い出深く 米沢市 5/27

先週、東京の中学生が教育旅行で県内を訪れ、さまざまな体験をした。このうち米沢市では、歴史を深く知るために戦国時代の合戦を体験するユニークな企画に挑戦した。

「行くぞー! おー」

米沢市の伝国の杜前で「合戦」を繰り広げているのは、東京にある筑波大学附属駒場中学校の3年生。
これは県観光物産協会などでつくる「教育旅行誘致協議会」が、県内にやってきた他県の学生に山形の魅力を肌で感じてほしいと企画した「教育旅行・体験型プログラム」のひとつ。

(山形県観光物産協会 観光事業課・渡部幸一主事)
「楽しみながら歴史を学ぶために、どういう体験ができたらいいかを考えた」

駒場中学校の3年生は「地域研究旅行」として3泊4日で県内を訪れ、農業体験や企業訪問を通して山形の風土と産業を学んだ。
そして最終日の23日、米沢市で上杉神社を見学した後、戦国最大の死闘と呼ばれる「川中島合戦」を体験した。

上杉軍と武田軍、両軍の名だたる武将たちを演じるのはもちろん、業務用カメラを使って撮影するのも生徒たち自身。
教育旅行の記録映像を自分たちで撮影することで、より思い出深いものにしてほしいとのねらい。

演技指導はやまがた愛の武将隊が担当。
撮影は米沢市のケーブルテレビ局と南陽市の映像制作会社が子どもたちを指導して、武将たちの出陣の様子など1シーンずつ撮影を重ねた。

武田伝令「申し上げます。上杉軍がすぐそこまで迫っております!」
武田武将「なにぃ? 気づかれておったか…仕方ない。みな本陣へ急ぎ軍を集結させよ。別動隊が戻ってくるまで時間を稼ぐのだ。お館さま、急ぎ御沙汰を」

武将になりきって迫真の演技をする役者組と、その表情や動きをどうとらえるか考えながら撮影する撮影組。
どちらも普段の生活ではなかなか体験できないだけに、生徒たちにとっては貴重な時間となったよう。

(上杉謙信役の生徒)
「自分で演じることができて、上杉謙信とつながったような気持ちになれた」

(カメラマン役の生徒)
「腕がちぎれるほどカメラが重かった。多少ブレとかはあると思うけどうまく撮れた。みなさんの表情一つひとつをよく見て完成した映像を楽しみたい」

(山形県観光物産協会 観光事業課・渡部幸一主事)
「中学生・高校生が山形に来て、家族の中で山形の魅力を共有してもらうことでリピーターの確保も目的として教育旅行を誘致している。今回の経験を外に発信しながら、新たな学校に来てもらえるように取り組んでいく」

教育旅行の締めくくりとなった特別な体験の映像は、映像制作会社が編集した上で学校に届けられるという。

「いざ! エイエイオー」
「オーケー!」



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