2022年8月の豪雨で甚大な被害があったJR米坂線は、
今も長井市の今泉駅と新潟県村上市の坂町駅の間の67.7㎞で運転見合わせが続いている。
JR東日本は、元通りへの復旧を目指した場合、86億円の復旧費用と5年の工期がかかると試算。
また、復旧できたとしても被災前同様のJRによる運営は望まない状況で、
将来にわたり路線をいかに維持していくのかは地域の大きな課題となっている。
現在、全国で赤字のローカル線の存廃が議論されている。
人口減少が進む中「大量輸送」という役割は希薄化し、
車社会・道路整備の進展で「生活の足」という使命も限定的になっている。




