農民画家・草苅一夫さん追悼展 巨大キャンバスに描かれた鳥海山など約45点展示 山形・山辺町
2026年5月に亡くなった山形市出身の日本画家・草苅一夫さんの追悼展が、山辺町で開かれている。会場にはふるさとを描いた未発表の作品など約45点が展示されている。
幅3メートル87センチ・高さ1メートル21センチの巨大なキャンバスに描かれた鳥海山。
山肌を激しく吹き降りていく雲や霧の躍動感。
この絵を描いたのは、山形市出身で2026年5月に89歳で亡くなった日本画家・草苅一夫さん。
農家の長男として生まれた草苅さんは、生涯にわたってふるさと山形の大自然や農民の暮らしなどを独特の筆使いで描き続け、「農民画家」とも呼ばれた。
そのスタイルは徹底していて、描く対象は必ず自分の目で見たものやその場にある風景。
大きなキャンバスを背負って県内各地をめぐり、亡くなる前の年まで精力的に筆を走らせてきた。
(見に来た人)
「素晴らしい。独特の感覚がある」
「ほっとするというか、嫌なことを忘れられるような気がする」
以前から草苅さんの作品が気になっていたという男性は、庄内平野を描いた絵に圧倒された様子だった。
(見に来た人)
「作品をまとめて見れて大変うれしい、庄内平野の絵は高い所からこれだけ広く描くのは大変なことだと思う」
(草苅一夫さんの妻・草苅智子さん)
「一つひとつの作品が同じじゃない。色使いや形など違うので、そこを楽しんでほしい」
草苅一夫さんの追悼展は、山辺町の「ふるさと資料館」で、12月6日まで開かれている。