「止まれ」標識以上の規制必要か・死亡事故で緊急現場点検...国道113号・梨郷道路の交差点 山形・長井市
長井市の国道113号・梨郷道路の交差点で2人が死亡する事故が発生したことを受け、警察などが緊急の現場点検を行った。現場では2024年から事故が多発していて、交差点に信号を設置するなど、再発を防ぐための具体的な対策が求められている。
この事故は10月18日、高規格道路「梨郷道路」から国道113号に接続する長井市今泉の交差点で、普通乗用車2台が出合い頭に衝突したもの。
この事故で、国道113号を走っていた車の後部座席に乗っていた茨城の72歳の女性が死亡した。
また、梨郷道路を飯豊町方面へ走っていた車の助手席に乗っていた女性も胸を打撲するけがをした。
この交差点はこれまでにも事故が多発している現場だった。
梨郷道路は2024年3月に開通し、その年のうちに7件の出合い頭の事故が起きている。
そのうち10月に起きた事故では、軽乗用車と大型トラックが衝突して2人が死亡・1人が大けがをしている。
こうした重大事故に対し、警察など関係者は2024年秋から対策を実施。
国道113号側には、優先道路だと間違わないようすでに設置されていた「止まれ」の看板の拡大・増設をしたり、右折レーンの封鎖などを行った。
また梨郷道路の出口にある交差点から川西町方面へ360メートルの区間の最高速度も70キロから60キロに引き下げた。
警察によると、2025年に発生した同様の事故は2件、2026年は今回の事故1件と、件数だけを見ると減少傾向にある。
しかし、再びこの交差点で命を落とす事故が起きたことを受け、22日、緊急の現場点検が行われた。
警察や県など関係者約20人が参加し、現場を歩きながら「標識の見え方」「交差点の見通し」などを目で見て確認した。
(県警交通企画課・高橋慎事故対策室長)
「標識"止まれ"以上の規制となれば、信号の設置などになってくると思うが、さらなる規制が必要であれば十分に考えていかなければいけない」
長井警察署には、地域住民から事故のあった交差点に信号機の設置を求める声などが上がっていて、今後、県警が道路管理者と検討を進めていくという。