地震・豪雨続きで車が足りない! 支援続けるため日本カーシェリング協会が寄付募る 山形
豪雨で多くの車が浸水被害に遭った千葉の被災者に対し、宮城の団体が無料で車を貸し出す支援を行っている。熊本地震をはじめ石川・富山の豪雨など大規模な災害が相次いだため需要に対して車が足りない状況となっていて、寄付を募っている。
(日本カーシェリング協会・石渡賢大さん)
「生活を元に戻すための初めの一歩に必要なのが車の支援だと思う。その重要性をすごく痛感した」
こう話すのは宮城・石巻市に本部がある一般社団法人「日本カーシェアリング協会」の石渡賢大さん。
日本カーシェアリング協会は全国から車の寄付を募り、集まった車を災害で被災した人たちに無償で貸し出す取り組みを行っている。
8月に発生した千葉豪雨で大きな被害があった千葉市・大網白里市・柏市の3カ所に拠点を設け、8月25日から車の貸し出し支援を始めた。
(日本カーシェリング協会・石渡賢大さん)
「家に停めていた車が数時間のうちに水没してしまって、バスとかもないというので移動手段に本当に困っている人がいた。車もだめになって、片付けをしないとどんどんカビも生えてしまうので早く家財を出さないといけなくて、『軽トラックを早く貸してほしい』という声をもらった」
車に関する相談は毎日寄せられ、支援依頼は千葉県内でこれまでに約800件。
そのうち対応できているのはまだ約50件で、キャンセル分を除いて500人以上の人が車を待っている状況だという。
7月に発生した熊本地震の被災地でも多くの支援を必要としていて、その後に発生した
石川・富山・福井の豪雨と合わせると、協会に寄せられている支援依頼は約2000件に上る。
(日本カーシェリング協会・石渡賢大さん)
「車が不足している状況。ここまでいろいろな所で災害が発生してしまうと、1拠点に出せる車の数も限られてしまう。また新しい災害がどんどん起きてしまっている状況なので、出せる車が枯渇してしまっているのが大きな課題」
少しでも早く被災者に車を届けるため、協会では200台を目標に全国から車の寄付を募っている。
車検が残っていて安全に走行できる車であれば車種を問わず受け付けていて、熊本では片付けに必要な軽トラックやバン、千葉では日常生活に使う乗用車のニーズが高いという。
そして、車検切れ・故障で廃車予定の車でも別の形で支援に役立つ。
(日本カーシェリング協会・石渡賢大さん)
「車のリサイクル会社と提携していて、廃車予定の車を無料で引き取らせてもらい資源・パーツがお金として寄付されるという仕組みになっている。それを支援の財源に変えることも行っている」
石渡さんは、どんな車でもまずは相談してほしいと呼びかける。
(日本カーシェリング協会・石渡賢大さん)
「車を手放すタイミングの人・最近使っていない車がある人がいれば寄贈を検討してほしい。自分が被災地に行くことができなくても、車が被災地に行って被災した人を助ける力になるのでぜひ検討してほしい」
車の寄付は、電話050-5482-3178で受け付けている。
生活を元に戻すために、いかに車が重要かということをあらためて感じた。
各地で災害が相次ぎ、車だけでなく支援に必要な財源も現地で活動する人手も足りていないということで、拠点を増やす依頼が自治体から来ても対応できないというケースも出てきているそう。
協会では車の寄付に加えて、支援を続けるための費用を募るクラウドファンディング・ボランティアの募集も行っている。
いろいろな支援の形があるということを知ってもらいたい。