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NEWS

シンガポールで完売・特殊なガスで時間止めた長期保存サクランボ 賞味期限延びれば廃棄減る 山形

シンガポールで、ガスで長期間保存したサクランボが販売された。どんな反応があったのか取材した。

サクランボの鮮度を保持した商品「TIMEMAGIC」を販売するのは、家庭用・医療用などのガスを販売する山形酸素。
4日に行われたイベントで、長期保存の仕組みやこれまでの実績などが説明された。

5年前の2021年にプロジェクトがスタート。
空気中にある成分から効果的なものを選び、ちょうどいい配分で調合された特殊なガスが「サクランボの時間」を止めている。

6月末~7月12日までの2週間、収穫されてから14日経ったサクランボがシンガポールの百貨店で販売された。

(海外の人)
「おいしい」
「オーマイガー! パリッとしている」
「あまい」

1箱20粒入りが70シンガポールドル(日本円換算で約8700円)で販売し、61箱が完売するなど反応は上々。
山形の初夏の味覚は海外でも人気のよう。

(山形酸素・柏倉将光執行役員)
「最初は売れないかと思っていたが、実際食べて61箱購入してもらい、改めて山形県産のサクランボがおいしくて、まだまだ食べたことがない人に広められると思った」

4日のイベントには、県の内外から約500人が参加。
サクランボ生産者は「酸味は少ない」と評価しながらも...。

(サクランボ生産者)
「収穫してすぐが一番おいしいとは思うが、十分」

また、県外の企業からは「驚いた」との反応が。

(日東工機株式会社・鎗田敏生社長)
「人間でいうと寿命を延ばすようなこと。いろいろなものに使えそうで、商売的にもすごくおもしろい。賞味期限が延びれば廃棄が少なくなると思う。そういう観点でも素晴らしい取り組み」

これまで、県全体の収穫量の1%未満にとどまっていたサクランボの海外輸出。
鮮度を長く保持できれば、海外に生のまま輸出できるようになるなど、今後の活用に期待が高まる。

(山形酸素・柏倉将光執行役員)
「日本国内はもとより、輸出の拡大を海外に向け大きく広げたい。サクランボ以外にも果物・青果物に広げていき、海外・国内のみなさんに長く楽しんでもらえる事業にしたい」

イベントは5日も山形ビッグウイングで開かれていて、ガス保存のサクランボについても商品の意義などの説明がある。
興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょう。