目標は「全国大会で日本一」 水中でロープ結ぶ"水中結索"に鶴岡消防署の3人が挑む 山形
消防隊員が日ごろ培った技術を競う大会について、水中でロープを結ぶ「水中結索」という種目で、鶴岡消防署の3人が8月に全国大会に出場する。水難事故で命を救う、その訓練ぶりを取材した。
水の中の浮輪に素早くロープを結びつけ、その時間と正確さを競う「水中結索」に挑むのは、鶴岡消防署に所属する齋藤創士さん・宮守智也さん・土肥隆輔さんの3人。
この種目は、20メートル先の水中に設置された浮き輪に、3人がリレー形式でそれぞれが異なるロープの結び方を行うもの。
水中で呼吸や動きが制限される中、いかに速く・正確にできるかが勝負のポイント。
(鶴岡消防署 警備第1課・宮守智也隊員)
「いかにリラックスしていつも通りできるかが一番重要。落ち着いて技術を遺憾なく発揮できることが現場対応にもつながるので、それが一番のポイント」
3人は、7月に新潟市で行われた東北大会に出場して見事優勝し、全国大会への切符をつかんだ。
(鶴岡消防署 朝日分署・齋藤創士隊員)
「4月から訓練を始めて、とても緊張したが普段の災害現場同様、平常心で自分たちの仕事を遂行するという目的を達成できたので、それを全国大会へつなげたい」
チームをまとめるのは土肥隆輔隊員。
消防特別救助隊の土肥さんは、現場で求められるさまざまな状況を想定した訓練を日々行っている。
(鶴岡消防署 警備第2課・土肥隆輔さん)
「水中結索は、水中で細かい作業をするので、冷静な判断力などを訓練の中で養うことができる」
全国消防救助技術大会は、全国から選び抜かれた隊員たちが日ごろ培った人命救助の技術を競う大会で、2026年は22日に新潟市で開かれる。
(鶴岡消防署 警備第2課・土肥隆輔さん)
「"全国大会で日本一"という目標を4月から掲げているので、自分たちの持っている力
を出し切って目標を達成したいと考えている」
「鶴岡いくぞ! しゃぁ!」
訓練で磨き上げた確かな技術で、鶴岡の救助隊員が全国の頂点を目指す。
この夏は県内でも水難事故の死者が出たが、国の調べによると、全国で水難事故による死者・行方不明者は毎年750人を超える。
2026年の県内の海水浴シーズンは16日で終わったが、夏休みはまだ続く。川などで水遊びする際は十分に気をつけて。