"クマが嫌がる音"鳴らして追い払う 猟師の祖父の経験生かしイヌの鳴き声・銃声など音源化 山形
クマの出没が増えていることを受け、山形警察署がクマを追い払う「ハイプレス作戦」を始めた。サッカーのように、クマに対して積極的にプレッシャーをかけて住民を守っていこうという作戦。
山寺中に鳴り響くサイレンの音は、クマが嫌がる音だという。
開発したのは東京でクマ対策のアプリや製品の開発などを手掛ける「ウィズム」。
代表の渡邊さんが、北海道で猟師をしていた祖父の経験を生かしてクマが嫌がる音源を作った。
(リポート)
「イヌの鳴き声・銃声など、いろいろな音を組み合わせた"嫌な音"を大音量で流している。これでクマにプレッシャーをかけていく」
音源は祖父が北海道で飼っていた約40匹の猟犬の鳴き声や猟銃音など、実際に狩りをする際に出る音を組み合わせている。
山形警察署の管内では2026年度のクマの目撃が67件。
この音源で"人里"だと示すことで、出没を減らす効果が期待される。
(ウィズム・渡邊尚希代表)
「クマは1カ所に同じ音・物があると慣れてしまう。その慣れを少しでもなくすことと、機動性を生かすことで1カ所に置いてあると1つの場所しか守れないので移動することで地域全体を守れることがメリット」
警察と連携してこの音源をクマ対策に活用する取り組みは全国で初めてで、無償で提供された。
(山形警察署・菅井幸子地域官)
「クマに人の生活圏であることを知らせることで、市街地に出没するクマを減らし、住民・観光客・クマに関わる関係者・警察官の人身事故の防止につなげたい」
警察はクマ目撃の通報があった際にこの音を鳴らしながらパトロールする予定で、主に中山間部などで活用していく。