このページは JavaScript を使用しています。
お使いのブラウザーは JavaScript が無効になっているか、JavaScript に対応していません。
このページ表示する場合は JavaScriptを有効にするか、JavaScript に対応しているブラウザーでアクセスしてください。

NEWS

実際の災害基に“地域住民による”新たな避難計画作り進む 時間・ルート・場所確認 山形・酒田市大沢地区

2024年7月に庄内・最上を襲った豪雨災害から間もなく2年。甚大な被害からの復旧が進む酒田市大沢地区では、地域住民による新たな「避難計画作り」が進んでいる。

大沢地区の復興と地域づくりに取り組む「大沢わぐわぐ未来協議会」は、被災した住民自らが避難の際の行動を考えるワークショップを開き、新たな「避難計画作り」に取り組んでいる。

1回目は5日に開催され、写真や映像で記憶をたどり、浸水した場所や危険箇所を書き込んで課題を共有した。

2回目となった26日のワークショップには、住民など約25人が参加した。
最初に山形大学教育学部の熊谷誠講師が、豪雨災害当日の警報や避難指示が発令された時間を紹介。
冠水などの実際の被害が出た時間と比較し、避難すべきタイミングを考えるようアドバイスした。

(山形大学教育学部・熊谷誠講師)
「災害の状況から自分がどこに行くつもりか、それで安全に動けるのかを含めて考え、避難で移動するタイミングはどこなのかを考えてみる。自分の逃げ時はいつなのか復習する、それが『避難スイッチ』と呼ばれるもの」

参加者は集落ごとに分かれ、前回作った被害状況を記した地図やハザードマップを参考に、「避難する時間」「安全な場所」を導き出した。

(住民)
「山添集落の国道344号は、避難指示から1時間半後の10時にはもう通れなかった。線状降水帯など特別な降雨量の状況では、9時30分までに(避難指示から1時間で)避難しなければいけない」

「水害時には大平沢と脇は家にとどまった方が良い。逆にコミセンに行った方が良
いのは後ロ山の皆さん。川の近くの方は一気に水があふれることが多いのでコミセンに移動」

さらに被災した経験を基に考える身の守り方は、雨の降り方や被害状況のほか、家の立地や家族の状況でも変わる。

(住民)
「おばあさんを置いて行けないから家に留まっていたが、もしかしたら避難するかも知れない」

「当時は悩んで悩んで避難したが、結局避難しても危険だったので、自宅にいた方が安全だったかもしれない」

住民たちは今回の情報を基に、今後、集落ごとに話し合い、安全に避難できる時間やルート・場所を確認して、2027年6月までに「新たな避難計画」を策定する方針。

2年前の豪雨災害はつらい記憶だと思うが、その経験を糧にして防災力を高める取り組みはとても大事。
地域の人が集まって意見を出しながら、もしもの時のことを考える。
ぜひ皆さんの地域の取り組みとして取り入れてみてはいかが。