競技用けん玉のサクラ・ブナの端材で「くん製チップ」 アウトドアシーズン前に販路拡大へ 山形・長井市
競技用けん玉の生産量日本一を誇る長井市の工房が、けん玉の製造過程で出る木の端材を使った「くん製チップ」を製造した。これから始まるアウトドアシーズンを前に販路拡大をねらう。
「くん製チップ」は専用の機械などで加熱し、煙を出して、肉やチーズなどの食材をいぶす際に使う。
製造したのは、競技用けん玉で国内シェア7割を誇る長井市の山形工房。
この工房では、けん玉の材料としてサクラ・ブナなどの国産の木材を使用していて、節や割れた部分などの「端材」をまきストーブの燃料などに活用していた。
「さらに付加価値の高いものができないか」と模索する中、サクラやブナがくん製チップの材料となっていると知り、開発に乗り出した。
(山形工房・梅津雄治社長)
「厳選されたいい材料・乾燥されたものが入ってくるので、砕くだけでくん製チップにできる」
2026年2月に販売を始めたヤマザクラのチップは「香りの良さ」が大きな特徴で、すでに県外のくん製料理を扱う店と販売契約を交わしている。
5月以降、ブナを素材とするチップの販売も始める計画。
(山形工房・梅津雄治社長)
「人に笑顔を届けるものだと思う。前向きに、いろんなものを作って、みんなに喜んで使ってもらえればうれしい」
くん製チップは、500グラム入りで880円。
長井市役所や道の駅・インターネットで販売している。