雪によるスリップ事故54件...国道・高速道で一時全面通行止め 急ブレーキなど"3つの急"しないで 山形
県内では雪による事故が相次ぎ、幹線道路や高速道路が一時全面通行止めになるなど大きな影響が出た。
4日午前、白鷹町滝野の国道348号で、普通乗用車1台が橋の欄干に突っ込む事故があった。
現場は片側1車線の緩やかな下り坂で、事故に遭った車はフロント部分がつぶれている。
そしてタイヤをよく見ると、しっかりと冬用タイヤを装着していた。
(リポート)
「午前10時30分の白鷹町滝野です。現在も雪が降り続いていて、道路を見るとシャーベット状になっていることがわかります」
シャーベット状になった路面と緩やかなカーブで、現場はスリップしやすい状況だったとみられている。
この事故によるけが人はいなかった。
このほか、山形市関沢ではスタック車両の影響で国道286号が一時全面通行止めに。
山形自動車道や東北中央道でも事故のため一時通行止めになるなど、大きな影響が出た。
県警によると、4日午後3時時点で県内で起こったスリップ事故は54件だった。
5日も着雪や路面の凍結のおそれがあることから、県警は「急ブレーキや急ハンドル・急発進をしないこと。早めの減速を心がけてほしい」と呼びかけている。