「生命・安全脅かす異常事態」クマ被害支援の拡充を緊急要望・ガバメントハンター確保へ環境整備も 山形
13日、北海道・東北6県・新潟の副知事などが環境省を訪れ、11月6日の知事会議でまとめたクマ対策の強化を求める緊急要望を行った。
(秋田県・神部秀行副知事)
「これまでもさまざまな形で支援してもらっているが、緊急事態・非常事態ととらえている。ぜひクマ対策の拡充のお願いをしたい」
要望書では、「住民の生命・安全を脅かす異常事態」であるとして、被害を防ぐための対策や緊急銃猟の体制整備などについて、十分な予算の確保を求めている。
また、狩猟免許を所有するなど、専門知識がある自治体の職員、いわゆる"ガバメントハンター"の確保に向けた環境整備も盛り込んだ。
(環境省・堀上勝自然環境局長)
「ハンターや自治体の人たちが命がけで活動されていることに頭が下がる思いでいるので、支援の中身も利用しやすいような支援制度にしていきたい」
知事会は「クマ対策強化について来年度以降も続くもの」として、政府に中長期的な支援を求めていく考え。