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NEWS

多様な人々に学びの機会を 「夜間中学」のあり方まとめ県教育委員会に報告書提出 山形

「夜間中学」のあり方について話し合いを進めてきた県の検討委員会が県教育委員会に報告書を提出した。

「夜間中学」について、国は都道府県に対し少なくても1校を設置するよう求めている。
しかし、県内にはまだ設置されておらず、夜間中学のあり方についてこれまで検討委員会が議論を続けてきた。

その結果、「早期に設置する必要がある」として10月末に報告書をとりまとめ、4日に須貝英彦教育長に手渡した。

<報告書に盛り込まれた事項>
●県が試験的に夜間中学1校を設置し、生徒数が増加するなどニーズが高まった場合に、市町村に情報を提供して設置の検討を進めること。
●入学の対象は、中学を卒業できなかった人や外国籍の人などを基本とすること。...など

また設置場所については、夜間でも通いやすい駅やバス停の近くであることのほか、保護者の送迎や自分で運転して通学する生徒などに向けた駐車場を設置することが望ましいとしている。

(山形県夜間中学在り方検討委員会・渋江学美委員長)
「利用する人にあった学びを展開する。生徒の年齢幅も広いし、そういったところも本当に複雑で多様だ。県教委にはそういう人たちに対応してもらいたい」

県教委は、報告書の内容をもとに設置の必要性を判断するとしている。