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ブランド鶏がクマに食い荒らされる…ひな鳥36羽が2羽に 電気柵しても効き目なし 山形・小国町

小国町でブランド鶏がクマに食べ荒らされる被害があった。約15分間でひな鳥34羽が襲われた。

鶏舎に設置された暗視カメラの映像。

10月21日午前2時30分ごろ、小国町叶水の農業・渡部要一さんのハウスにクマが侵入。
ブランド鶏「やまがた地鶏」のひな鳥36羽のうち34羽が食べられた。

渡部さんによると、クマは体長約1.5メートルの成獣で、網を突き破った後、直径約40センチの穴から鶏舎に侵入したとみられている。

(渡部要一さん)
「ひな鳥がかわいそう。小さくて。いま2匹残っているのもものすごく怯えている。はっきりわかる。普通扉を開けるとあいさつに出てくるんだけど、それが来ない」

被害は21日午前2時~午前2時半の間とみられていて、暗視カメラには約15分間に渡りクマが鶏舎の中を動き回り、入って来た穴から出ていく様子が記録されていた。

被害から5時間後の午前7時に、鶏舎を訪れた渡部さんの妻が被害に気づいて町に通報したという。

(渡部要一さん)
「(Q.個人の対策には?)限界あるよ。電気柵をしていても、クマは頭が良くてものすごいスピードで突き破る。そうすると瞬間で電気はクマにしてみれば何ともない。サルと違う対策をしないとダメ」

一方、小国町によると、22日深夜から23日朝にかけて、町内の小玉川地区でも鶏舎が襲われる同様の被害があったという。
町は、いずれも住宅が近い地域で被害があったため、箱わなを設置してパトロールを強化している。