寒河江市の小学校で、地域の企業による職業体験が行われた。児童たちは地域に根差す企業を知り、仕事の大切さを肌で感じていた。
この取り組みは地域の仕事を知ってもらおうと、寒河江市の商工会青年部が11年前から開催しているもの。
25日、寒河江小学校の5年生65人が、印刷業やサービス業など13の企業から説明を受けた後、各ブースで仕事を体験した。
廃棄物の収集・運搬を行う企業のブースでは…。
(リポート)
「この木の作品、実は寒河江ダムに流れ着いた流木で作った作品なんです。子どもたちはこの流木を使ったアートで、リサイクル事業を学んでいます」
(児童)
「流木をちょっと加工して使うだけで、身の回りにある置物など使えるものにできるんだなと思いました」
一方、ペットの毛をカットする「トリマー」の仕事を体験した子どもは…。
(児童)
「ちょっと切りすぎて小さくなり失敗したと思った。トリミングの仕事だけでなく、いろいろな難しい仕事があるとわかった」
(寒河江市商工会青年部・辻佑輔部長)
「体験することで将来の選択枠が増えればいい。将来、地元で育つ子どもたちが地元に根付いてもらえるような思いで活動している」
この職業体験は12月にも、市内の白岩小学校・醍醐小学校・柴橋小学校の3校合同で行われる。