暑さ寒さも彼岸まで...暑い夏がようやく終わり、秋を彩る花・コスモスがいま見ごろを迎えている。山形市の面白山高原では、例年よりも少し早く見ごろを迎えたコスモスが鮮やかに咲いていた。
(リポート)
「山形市の面白山高原です。鮮やかなコスモスが咲き誇っています。標高が少し高いこともあり、気温は快適で時折吹く心地よい風を感じながら、秋の花コスモスを楽しむことができます」
山形市山寺の「面白山高原コスモスベルグ」は標高500メートルの山あいにあり、鮮やかなコスモス畑が広がる。
もともとスキー場だった5ヘクタールの敷地に、実に80万本のコスモスが植えられている。
「暑い日が続くと咲き始めが早まる」というコスモス。
2025年は猛暑の影響で例年より10日ほど早く、いま見ごろを迎えている。
(コスモスベルグ管理代表・高橋行夫さん)
「例年に比べると花の寿命が長い。風があるとコスモスが倒れる。強い風も吹いていないので順調に咲いている」
一方で、広大なコスモス畑の維持・管理にはいつも以上に悩まされた。
(コスモスベルグ管理代表・高橋行夫さん)
「例年と比べると多く草取りをしたのでそこが管理で一番大変だった。畑一面ヒョウ畑になった感じでヒョウ取りもだいぶ苦労した」
全国的に影響を及ぼした7月の深刻な雨不足...。
コスモスベルグでも一部の品種が水不足による生育不良で、花の背丈が約20センチ低くなった。
そのため雑草の方が背が高くなってしまい、例年ならそれほど必要ない草刈りが欠かせなかったという。
広大な敷地の草刈りは重労働だが、その甲斐あって美しいコスモスが訪れた人を楽しませている。
(訪れた人)
「天気いいからコスモス畑を見に行こうかと言って出かけてきた。きれいです。やっぱり」
「ことしもいい花が咲いているし、たくさんの色があるし来た甲斐があった」
「面白山高原コスモスベルグ」のコスモスは10月中旬ごろまでが見ごろだという。