石破首相が辞任の意向を表明したことを受け、吉村知事は会見で「次の新たなリーダーには地方の声に正面からしっかりと向き合ってほしい」と述べた。

10日の会見で吉村知事は、石破首相の辞任表明について「少数与党で政権運営が難しい中、国民のためさまざまな重要課題に対応していただいた」と述べた。

（吉村知事）
「これまで石破首相が非常に重視されてきた地方創生をはじめ、コメの価格高騰対策やアメリカとの関税措置の対応など、国民のために取り組んでいただいた」

その中で、特に石破首相は「地方創生」に力を入れてきたとして、その方針を次の政権にも引き継いでほしいと述べた。

（吉村知事）
「新たなリーダーになる人には、地方の声や意見に正面からしっかりと向き合ってもらい、国政に反映してもらうことに強く期待」

また、2024年10月の衆院選・県1区で落選し、比例代表東北ブロックで「次点」となっていた立憲民主党・原田和広氏が、今月になって繰り上げ当選する見通しとなったことについて、吉村知事は「県議も務めた博識な方。県民の声を国政に届ける太いパイプ役を担っていただきたい」と期待感を示した。