山形の秋の一大イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」が、14日(日)に開催される。それを前に、主役の大鍋「3代目鍋太郎」が会場に設置された。
まだ夜明け前の午前5時。
山形市の馬見ヶ崎川河川敷に「日本一の芋煮会フェスティバル」のスタッフが集まり、大鍋を移動させる準備を進めていた。
(リポート)
「午前5時すぎの馬見ヶ崎河川敷です。このあとこの大きな鍋太郎が、クレーン車をリレーする形であちらの芋煮会場まで移動されます」
午前5時半。
周辺の道路を封鎖して、「3代目鍋太郎」の大移動が始まった。
この大鍋は、直径6.5メートル・重さ4トン。調理に使われる鍋としては国内最大とされている。
この巨大な鍋を、クレーン車とトレーラーを使い、作業員たちが慎重に運んでいく。
周辺には早朝にも関わらず、作業を見守る人の姿が見られた。
(見学者)
「クレーンを動かして大鍋を移動するのがおもしろかった」
「(Q.芋煮どれくらい食べたい?)大体3杯くらいは食べたい」
大鍋は、約1時間かけて100メートルほど離れた芋煮会場まで移動。
位置やバランスなどを調整しながら、かまどの上に設置された。
(日本一の芋煮会フェスティバル実行委員長・五十嵐政治さん)
「いよいよきょう日本一の芋煮会フェスティバルの主役である3代目鍋太郎が会場にやってきた。これから本格的に本番に向けて準備を着々と進める。山形のおいしい味覚を、迫力ある配膳風景とともに堪能してほしい」
実行委員会によると、2025年のサトイモは猛暑でやや小ぶりだというが、必要な3トンのサトイモは確保できたという。
「日本一の芋煮会フェスティバル」は、9月14日、山形市の馬見ヶ崎川河川敷で行われ、3万食分の芋煮が作られる。
物価高の影響で、2025年の芋煮1杯は前売り券600円・当日券700円と、これまでより100円値上げされる。
(芋煮会スタッフ)
「芋煮やろうぜ!」