車両の不具合で1カ月に渡り区間運休などが続いている山形新幹線について、県は国交省やJR東日本に対し、早期復旧を求める要請書を提出した。
国とJRに要請を行ったのは、折原英人副知事や県市長会の白岩孝夫南陽市長など県内11の団体で、古川康国交副大臣に要請書を手渡した。
要請書には、山形新幹線E8系の故障の原因を速やかに究明し、東京への直通運転を全ての列車で早期に再開することや、長期的な運行計画の発表などを求めている。
山形新幹線のE8系をめぐっては、6月17日、東北新幹線の宇都宮駅付近を走っていた回送列車などに相次いで車両トラブルが発生。
このためE8系は単独運転を取りやめていて、現在もほとんどの列車が東京への直通運転ができず、乗客は福島駅での乗り換えを余儀なくされている。