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【山形】凝り性夫婦の“地域を思う情熱” 集いの場を明るく照らす獅子が舞う・夫婦神楽 舟形町沖の原地区 7/15

舟形町の夫婦が始めた“ある取り組み”が近所の話題を集めている。地域を明るく元気にしたいという夫婦の情熱を追った。

舟形町の沖の原地区で毎週金曜日に行われている「健康クラブ」。
いきいき百歳体操が終わると…。

「来た来た来た来た!」

この獅子舞こそ、地域を元気にしたいとの思いで始めた、佐藤英明さんと妻・由美子さんの取り組み「沖の原夫婦神楽」。
始まりは2025年1月、「健康クラブ」の活動を紙芝居にして残そうと思い立ったのがきっかけだった。

(由美子さん)
「保育士をしていたこともあり、何か楽しいことをしようと思った」

(英明さん)
「作って笑わせるのが好きなんだ」

英明さんも紙芝居の木枠を手づくり。
紙芝居は好評で、2人はしだいに、モノづくりの楽しさに目覚めていった。

(由美子さん)
「紙芝居のほかに腹話術も始めた。下手だけどみんなを笑わせたくて」

(英明さん)
「食べるのを忘れてやっちゃう。2人とも凝り性。凝り性夫婦」

地区の人たちを喜ばせたいという欲求はどんどん膨らみ、2人は床の間に保管していた“縁起物”を思い出す。

(佐藤さん夫婦)
「30年ほど前、この家を建てた時に親戚から新築祝いでもらった」

衣装などもそろっていて、すぐに使える状態だった。

(英明さん)
「あるのはわかっていたけど使い方がわからない…。でも動かしてみたら歯も動いた」

見よう見まねで披露したところ大好評。
ともに69歳。毎回へとへとになりながら演じているが、チャレンジ精神は衰え知らず。原動力は地域を思う情熱。

(沖の原健康クラブ・奥山知雄会長)
「きょうは最高だった。これまでないぐらい最高だった」

(佐藤夫妻)
「歳だから疲れる。でもあのみなさんの笑顔、あれで満足。高齢者・特に独り暮らしの人が増えつつあるので、家の中で話す相手もいない。ここに来れば仲間がいる、話し相手がいる。本当に楽しい場所」

凝り性な2人が始めた「沖の原夫婦神楽」。
地域を思う取り組みはこれからも続く。

紹介した健康クラブは、お互いの「健康状態」などを察知したり確認したりする場にもなっているそう。
佐藤さんご夫婦はすでに新しい楽しい催しを考えているとのこと。



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