全国的に流行している「百日ぜき」と「りんご病」について、県内も依然多くの患者が報告されていて注意が必要。
「百日ぜき」は感染力が強い急性気道感染症で、激しいせきが長く続くのが特徴。
子どもを中心に感染し、乳児が感染すると重症化して死に至る恐れもある。
県衛生研究所によると、7月6日までの1週間に報告された県内の百日ぜきの患者数は40人で、4週連続で減少傾向にはあるものの、依然高い報告数が続いている。
同じく子どもに多くほおや手足に発疹(ほっしん)が出る「伝染性紅斑」、いわゆる「りんご病」も流行が続いている。
県内の定点医療機関で確認された最新の患者数は153人と前の週から10人増え、県内全ての保健所で増加か横ばいとなっている。
警報レベルは13週連続。
県は百日ぜき・りんご病について、手洗いのほか適切なマスクの着用やせきエチケットなど、基本的な感染対策の徹底を心がけるよう呼びかけている。