全国的に流行している「百日ぜき」と「リンゴ病」について、県内でも依然多くの患者が報告されていて感染に注意が必要。
百日ぜきは感染力が強い急性気道感染症で、激しいせきが長く続くのが特徴。
子どもを中心に感染し、乳児が感染すると重症化して死に至る恐れもある。
県衛生研究所によると、先月29日までの1週間に報告された県内の百日ぜきの患者数は51人で、依然高い報告数が続いている。
そして、同じく子どもに多く頬や手足に発疹が出る「伝染性紅斑」、いわゆる「リンゴ病」も流行が続いている。
県内の定点医療機関で確認された最新の患者数は143人と、前の週から55人減ったが、12週連続で警報レベルとなっている。
県は、百日ぜきやりんご病について、手洗いのほか適切なマスクの着用や咳エチケットなど、基本的な感染対策の徹底を心がけるよう呼びかけている。